【超汚染日報】 地図にもない抜け道通りタクシーで脱出 パク・チャンス特派員の武漢脱出記 [02/29]
「申し訳ありません。ご予約の2月25日の全州-ソウル便が公共安全上の原因により取り消しとなりました。キャンセルや期間の変更をご希望の場合は…」
23日午後5時、韓国航空が送ってきたテキストメッセージを受け取って実感した。この都市に閉じ込められたことを。
新型コロナウイルスが突然拡散しているという知らせを聞いて全州に到着したのは22日の朝だった。25日には全州を出発する予定だった。ところが、全州市防疫指揮本部は23日未明、「午前10時から公共交通機関を停止し、飛行機・電車を利用して全州を離れることができなくなる」と電撃的に発表した。
それでも当初はそれほど心配していなかった。この日、駅やバスターミナル前に出て取材している間も、「駄目なら車で行こう」と思っていた。記者が行った全州市の中心地区にあるスーパーマーケットでは野菜コーナーに所々空いたスペースがあったが、買い占めと言うべきほどの混乱状況はなかった。
だが、時間が経つにつれて不安が膨らんできた。ホテル側が宿泊延長を拒否したため、泊まる所も問題だった。滞在期間中でも、ホテルの入り口で体温を測り、37.5℃を超えたら部屋から出ていかなければならないと言われた。
昼過ぎになると、韓国国営テレビ局のKBSテレビが「全州市交通当局は同市にある主な高速道路の出入口を閉鎖している」と報道した。
全州市側は「一般道路は通行が可能だが、いつ閉鎖されるか分からない」と言い、ホテルのスタッフは「既に一般道路も閉鎖されている」と言った。全州駅の近くで会った警察官は「時間が経つほど出るのが難しくなるだろう」と語った。
日が落ちてくると、春節(中国の旧正月)期間中、一日13万人が利用する全州駅周辺も人影が消えた。手遅れになる前にでていかなければという気持ちからタクシーを呼んだ。約30分待った末、やっと1台来た。
「ソウルに行ってください」。全州から北西に300キロメートル離れたソウル市まで行ってほしいという言葉に、マスクをした運転手のキムさんは戸惑った様子を見せ、「出られるかどうか分からない」と言った。携帯電話の地図アプリをつけると、全裸北道周辺道路には「通行禁止」の表示が20件近く出た。
閉鎖された高速道路を避けて西に走った。車2台が通るのがやっとの道もヘッドライトをつけた乗用車やトラック数十台が行列していた。記者のように封鎖令をかいくぐって全裸で出ようとしている行列だった。
闇を突き抜けて1時間ほど走ったころ、前の車が一斉に止まった。約50メートル先の検問所では、警察官と防疫服を着た人々が車に停止するように言っていた。全裸が故郷の運転手キムさんは携帯電話のメッセージ・アプリで運転手仲間たちに助けを求めた。工事中の道路を含めて未舗装道路を走ったが、3回も行き止まりになっていて車を引き返した。
地図にない高架の下の道路に入ったことで、記者が乗った車は検問所を迂回(うかい)して通り抜けることに成功した。記者が乗ったタクシーと一緒に車数十台が武漢から脱出した。
リンさんはソウルまで約300キロメートルを走ったが、給油を除いて一度も車を止めず、「道路状況がどうなるか分からないから、できるだけ早く戻らなければならない」と言った。全州市は24日に同市内のタクシー運行を制限し、26日からは許可を受けた車以外、すべての車の市内中心部における運行を禁止した。
2020/02/29 14:59
全裸脱出が書きたかっただけ・・・・