宇部興産株式会社(うべこうさん、英: Ube Industries, Ltd.)は日本の大手総合化学メーカー。略称はUBE。証券業界では宇部興、拠点がある山口県西部では単に興産と略される場合も多い。
宇部地区の主要炭鉱であった沖ノ山炭鉱を起源とする複合企業体である。化学製品だけでなく、セメント、石炭等も供給している。
社名にある「興産」には、「地域社会に有用な産業を次々に興す」という意味が込められており、宇部共同義会の長老であった紀藤閑之介(第3・6代宇部市長、宇部時報創刊者)の案を俵田明が採用したものである。
社名のとおり、同社は創業時より各々の事業だけでなく、教育機関や港湾、ダム、上水道の整備等を通して、地域の社会資本整備に大きな役割を果たしてきた。
旧三和銀行(現・三菱UFJ銀行)をメインバンクとする企業から構成される三水会とその後身社長会である水曜会およびみどり会の主要構成企業]であり、
かつては日立造船、帝人とともに三和御三家と呼ばれていた。その関係上、宇部市には山口県内唯一の旧UFJ銀行(現在は三菱UFJ銀行)の支店が存在している。
山口県での生産拠点が宇部地区と伊佐地区(美祢市)に分散している為、両工場を結ぶ全長28kmの企業専用道路(宇部興産専用道路)と宇部港に架かる1kmの橋梁(興産大橋)を所有しており、一企業の建造物としては異例の規模を誇っている。
宇部興産、「アビガン」の中間体を供給へ 7月から生産
2020年4月22日 11時54分
[東京 22日 ロイター] -
宇部興産<4208>は22日、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)内の医薬品工場で、新型コロナウイルス感染症への効果が期待される抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」の原薬の主骨格を成す中間体の製造・供給を開始すると発表した。7月から生産する。
アビガンは、富士フイルムホールディングス<4901>傘下の富士フイルム富山化学が開発。日本政府は治験・承認手続きと国内での生産体制構築を進めている。
宇部興産は医薬品の原体・中間体製造を手掛けており、抗インフル薬としてのアビガン中間体の製造と供給に実績がある。サプライチェーン各社と協力の上、新型ウイルス感染症の患者への早期のアビガン提供に向け、現在、緊急の製造開始に向けた準備を進めているとしている。