爆弾をダブルで抱えた韓国金融、金融危機以降で最も不安
2021/06/23 09:34
▲韓国銀行は22日、過去最大にまで膨らんだ韓国の家計債務と不動産価格の高騰により、韓国の金融状況が2008年の世界的な金融危機以降で最も不安な状態にまで悪化したと指摘した。
/聯合ニュース
韓国経済は不動産・株式などの資産バブルと膨大な額に膨らんだ家計債務という2つの時限爆弾を抱えている--。韓国銀行がそう警告した。金利が上昇するか、国内外に衝撃要因が生じれば、リスク要素が韓国経済に大打撃を与えかねないとの見方だ。韓銀は22日発表した金融安定報告書で、所得よりも急速に膨らむ家計債務、世界最速で上昇する不動産価格、借金による投資で押し上げられた株式市場の過熱ぶりなどを経済の不安要因として挙げた。
■所得よりも借金が急速に増加
コロナ禍の中、世界の主要国は大半が金利を底にまで引き下げ、巨額の資金を供給する「経済の応急処置」に踏み切った。
その結果、全ての国で債務が膨らみ、資産価格が上昇した。しかし、韓国はその速度が記録的に速かった。政権初期に「不動産との戦争」を宣言した文在寅(ムン・ジェイン)政権の不動産政策が失敗し、住宅価格は急激に上昇した。パク・チョ〜ンソク韓銀副総裁補は「家計債務は住宅関連の資金需要などで高い伸びが続き、資産価格は急激に上昇した。(返済猶予など)コロナによる金融支援措置などが終了する過程で、脆弱世帯を中心に不良債権リスクが増大しかねない」と指摘した。
低金利で負債が増え、今年1-3月の所得に占める家計債務の割合は172%となり、前年同期に比べ11ポイント上昇した。家計が体感する債務負担がそれだけ重くなったことを示している。借り入れた資金が流入して上昇した不動産と株式は金融不安を高めるもう一つの雷管だ。住宅価格が急騰し、所得からみた住宅価格の水準は過去最高レベルにまで上昇している。KB韓国銀行が集計した今年1-3月の韓国の住宅価格対所得倍率(PIR)は17.4倍で、前年同期の13.9倍に比べ急上昇した。
昨年までは14年分の年収で買えた物件が17年分の年収でも買えなくなったことを示している。韓国のPIRの上昇速度は経済協力開発機構(OECD)加盟主要国で最も速い。韓銀は報告書で「金融不均衡が累増する状況で、内外の衝撃が発生すれば、過度に上昇した住宅価格が大幅に下落するリスクもある」と警告した。
韓国の株式市場も世界最高のペースで上昇した。個人投資家が群がり、韓国総合株価指数(KOSPI)は昨年の年初に比べ、22日までに49%上昇した。これは世界でも最も高い上昇率だ。仮に株式市場のバブルが消え、株価が大幅に下落すれば、資金を借り入れて投資を行った投資家が債務を返済できなくなる。
■借金に「バブル」…不安な韓国経済
韓銀は資産価格が上昇した上、昨年1年間に150兆ウォン増加した家計債務(今年3月末現在で1765兆ウォン)の負担も重なる状況が続けば、韓国経済が危機に対応できる耐性が大幅に弱まるとみている。韓銀のイ・ジョンハン・システムリスクチーム長は「資産価格があまりに急速かつ過度に上昇し、その過程で負債が同時に膨らめば、後日資産価格の下落が招く金融リスクはさらに高まる。
債務者の返済能力が低下し、延滞リスクが高まると同時に、消費も減少し、実体経済にショックが広がる可能性がある」と指摘した。
韓銀はそうした理由で適切な時期に政策金利の引き上げに踏み切り、過度の債務とバブルを減らす必要があるとみている。
金信栄(キム・シンヨン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
もう国も国民も借金だらけ
死ぬしかないようよ....