韓国メディア「日本は在日米軍の国外派遣に裁量権を持っている。台湾有事が迫っているので在韓米軍も同じようにして中国からの圧力を回避しよう」
2022年10月06日 カテゴリ:米韓関係 コメント:(60) タグ: 米韓関係 台湾有事 在韓米軍 【コラム】米国、台湾危機に在韓米軍の一方的派遣可能(中央日報)いかなる原因であれ台湾海峡で武力衝突が生じる場合、韓国としては対岸の火事にはならない。すぐに韓国が直面すると予想される状況は二つある。一つはいかなる形であれ台湾事態に韓国が介入してほしいという米国の圧力であり、もう一つは在韓米軍が動員される可能性だ。 (中略)
先月29日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とハリス米副大統領の会談後に発表された韓国大統領室と米ホワイトハウスの報道資料には意味深長な差があった。ホワイトハウス側は「双方は中国と台湾、そして台湾海峡での平和と安定を維持するための努力について議論し、これは自由で開かれたインド太平洋地域の核心要素だとハリス副大統領は強調した」と明らかにした。半面、大統領室側の資料からは台湾関連の部分が完全に抜けている。台湾事態に対する両国の立場を端的に見せるエピソードだ。要するに韓国側は台湾事態に巻き込まれるのを避けようとするが、米国は積極的に介入することを望む状況だ。 (中略)
韓国政府側は台湾事態への介入を避けようとしているのが明白だ。最大貿易パートナーであり北東アジア最強国の中国との関係悪化を望まないからだ。 (中略)
では、米国が台湾防御のために一方的に在韓米軍を派遣することは可能だろうか。 (中略)
元高官らは明確な意見を出している。エイブラムス元在韓米軍司令官は先月27日、「中国の台湾侵攻時に在韓米軍の投入は可能なのか」というラジオ・フリー・アジア(RFA)の質問に「そうだ」と答えた。そして「いかなる兵力を活用するか決めるのは米国」とし「在韓米軍の一部が投入されても、韓米同盟は対北朝鮮抑止力を維持するオプションがある」と語った。 (中略)
イラク紛争時にも在韓米軍の派遣問題をめぐり国内で賛否論争が激しかった。しかし米国は2004年5月、在韓米軍4000人をイラクに派遣すると事実上一方的に通知し、これを実行した。これを阻止する手段がない韓国政府としては対応できなかった。 (中略)
今後どんなことが発生するか分からない状況で、韓国も日本のように駐留米軍の派遣を防げる裁量権を確保するのが望ましい。
(引用ここまで)
台湾有事に対して、アメリカは必要があれば韓国との協議なしで在韓米軍を使うことができるのだ、という話はあまり韓国でされていません。
実際、記事中にあるようにイラクへの派兵をさくっと行ったこともあります。
その一方で日本では在日米軍からの派兵については日本政府と協議の上で行わなければならないとなっています。
これ、朝鮮半島有事関連でも2014年頃にさんざん語られていたことです。
安倍総理が国会で発言していましたね。
「有事の際、在日米軍は自動的に朝鮮半島に派遣される」という解釈をしていた韓国側が「あれ、もしかしてやばい?」ってなったのをよく覚えています。
まあ、台湾有事であれば1も2もなく了承するでしょうが。
朝鮮半島有事であればその際の政権の態度によるかなぁ……。
ま、この記事を見ても分かるように。
韓国は台湾有事に関与したくないのですよ。根本的に関与したくない。
インド太平洋戦略からも距離を置きたいというのが本音。
そして在韓米軍も台湾有事で出動しないでほしい、というのも本音。
なぜなら韓国が攻撃の対象になるし、中国からの覚えが悪くなるから。
まあ、すでにそれはアメリカ側も理解している。
理解しているからといってそれを許すかどうかは別ですが。
ペロシ議長が訪韓した際の冷遇具合で国際情勢専門家からは「わかった、中国に楯突くつもりは一切ないんだな、この国は」って扱いになりましたからね。
いまはそれでもいいのかもしれないけどね。
本当に台湾有事が勃発した際に、それでいいのかと。
戦後の韓国の地位を考えた時に、それで問題ないと本当に思っているのかという話なのですが。
要するに韓国の態度って「台湾有事で中国が勝って覇権を進める時に韓国の得点が低くなるのがいやだ」って話をしているのですからね?
そりゃまあ、アメリカ側も気分を害しますわな。なんのための軍事同盟なのか、と。