「イチローは傲慢だった」大谷翔平の謙遜と賞賛に韓国反応「17年前とは違って、オオタニは…」

今から17年前の2006年、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会が主催する国際大会WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が初めて開かれた。
野球としては、“最高峰の舞台”と呼ばれるMLBの選手が各国代表として出場する初めての大会に。それだけに当然、世界中から多くの関心が集まった。
「イチローとは違って、謙遜に満ちた賞賛」韓国では、メジャーリーガー含めたプロ選手同士で初めてまともに対戦する“韓日戦”が最大の関心事だった。当時、シアトル・マリナーズ所属だったイチローは侍ジャパンの一員でWBCに出場し、「(韓国や台湾などには)向こう30年、日本にはちょっと手を出せないな、みたいな、そんな感じで勝ちたい」と伝えた。
1次ラウンドで激突する韓国、台湾との試合で圧倒的な勝利を収めるという意志の表れだった。ただ、この言葉は今後30年間、韓国が日本に勝つことを考えられなくするという話にも聞こえた。
当時、韓国はパク・チャンホをはじめイ・スンヨプ、ポン・ジュングン、ク・デソン、キム・ソヌ、ソ・ジェウン、キム・ビョンヒョン、チェ・ヒソプら海外組8人が合流。イチローの傲慢な考えを強く抑えた。
イチロー韓国は日本相手に1次ラウンドで3-2、2次ラウンドで2-1の勝利を収めた。ところが準決勝でまたしても日本と対戦する不思議な対戦評によって、3度目の“韓日戦”では敗北を喫し、決勝進出に失敗した。
それから17年が経ち、来る3月に第5回目となるWBCが開催される。
イ・ガンチョル監督率いる韓国は今月4日に最終エントリー30人を発表した。サンディエゴ・パドレスのキム・ハソン、ピッツバーグ・パイレーツのチェ・ジマン、セントルイス・カージナルスのトミー・エドマンのメジャーリーガー3人に加え、イ・ジョンフやキム・グァンヒョン、ヤン・ウィジ、パク・ビョンホ、コ・ウソクなど国内を代表する選手が名を連ねた。
対する日本も6日に12人のメンバーを先行発表した。投手ではア・リーグMVP受賞経験のあるロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平、パドレスのダルビッシュ有をはじめ、山本由伸、佐々木朗希、今永昇太、戸郷翔征。野手ではシカゴ・カブスの鈴木誠也のほか、村上宗隆、源田壮亮、牧秀悟、近藤健介、甲斐拓也が選ばれた。
記者会見には栗山英樹監督とともに大谷が出席した。“韓日戦”に対する関心は日本も同じだ。
大谷は2015年WBSCプレミア12の韓国戦2試合で先発登板し、圧倒的な球威を誇示した。開幕戦では6イニングを投げて2被安打、2四球、10奪三振の無失点、準決勝では7イニングを投げて1被安打、1死球、11奪三振の無失点。まさに“アンタッチャブル・ピッチング”だった。
大谷は日本の取材陣から韓国について問われると、「素晴らしい選手が多い。世界的に見ても、バッターもピッチャーも素晴らしい選手が多いと思う。どの世代でも世界で戦えるトップの選手が出てくる国だと思っていて、本当に素晴らしい野球をしていると思う」と伝えた。17年前のイチローとは違って、謙遜に満ちた賞賛だった。
大谷翔平はたして大谷は運命の“韓日戦”でも圧巻の存在感を発揮するのだろうか。東京ドーム開催の1次ラウンドで同プールに入った両国は3月10日に直接対決を迎える。