韓国・UAE首相が協力拡大協議、原子力協力でも協定
【ドバイ22日聯合ニュース】アラブ首長国連邦(UAE)を訪問中の韓昇洙(ハン・スンス)首相は22日、ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領兼首相と会談した。実質的な協力拡大策、地域情勢、国際舞台での協力などについて意見交換が行われた。
両国首相は1980年の修交以来、経済通商分野を中心に政治、文化、民間交流など多様な分野で緊密な友好協力関係を発展させてきたと評価し、来年の修交30周年を前に、両国関係を一段階格上げさせることで合意した。このほか、建設・プラント分野での協力をさらに拡大する一方、原子力や再生可能¥エネルギーなど新たな分野でも力を合わせることにした。
また、韓首相は北朝鮮の長距離ロケット発射など北朝鮮問題に対する韓国政府の立場や最近の朝鮮半島情勢の主な進展事項について説明するとともに、朝鮮半島の平和と安保拡大に対するUAEの関心と支持を要請した。
会談後、両首相は原子力協力協定を締結した。これに基づき両国は、原子力の平和的利用増進に向け相互協力を拡大、強化する予¥定だ。協定締結はUAE初の原子力発電所事業に韓国の企業連合が参加できる法的基盤の役割も果たすことになる。
UAE政府はエネルギー安保の強化と温室効果ガス削減に向け、2017年からの原子力発電所稼動を目標としており、9月には事業者選定のための国際入札を控えている。韓国電力を中心とする韓国の企業連合は韓国初の原子力発電所輸出を目指し、フランス、米国・日本の企業連合と激しい競争を繰り広げている。
韓国政府と韓国電力公社は、アラブ首長国連邦(UAE)など海外向けの原発技術輸出を積極的に進めてきたが、にわかに暗雲が漂ってきた。米原発大手のウェスティングハウス・エレクトリックが同社保有の原発技術に関する海外事業権の一部引き渡しを韓国側に要求してきたためだ。韓国が今後、海外の原発を受注に成功しても、実際は事業を外国企業に明け渡さなければならなくなる懸念が高まっている。
◆独自技術のなさが弱点
UAEでの事業は原発4基を建設するもので、200億ドル(約1兆9200億円)規模に達する。韓国にとっては原発輸出の初の実験台となる。韓国電力公社主導のコンソ¥ーシアムは、仏アレバ、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と日本の日立製作所の2社陣営と共に審査対象企業に選ばれ、3日に入札書類を提出した。今月30日に候補が2陣営に絞られ、9月中旬に落札者が決まる。
ところが、最終入札を控え、ウェスティングハウスが韓国側に対し、原発の重要部分である原子炉冷却材ポンプと原発計測制御システム(MMIS)の工事に参入したいと申¥し入れてきた。同社は5月の事前資格審査で脱落した企業だ。
脱落した同社がこうした要求に及んだのは、韓国が同社の原発技術を採用しているからだ。韓国は現在、原子炉冷却材ポンプ、MMISを含む3種類の技術を独自開発できていないため、外国の技術を採用している。
韓国が米企業の技術を採用する形で原発を輸出するためには、米政府の事前承認が必要だ。このため、ウェスティングハウスが技術使用問題を盾に韓国の原発輸出に待ったをかければ、輸出は事実上困難となる。韓国は技術力不足で足元をすくわれた格好だ。
◆「おいしい部分」だけ外国企業に
韓国電力公社はウェスティングハウスの要求をどこまで受け入れるかで悩んでいる。韓国水力原子力(韓水原)の関係者は「UAEの原発を受注できても、中心部分の原子炉冷却材ポンプとMMISの工事はウェスティングハウスに任せざるを得ない状況だ」と説明した。冷却材ポンプとMMISは原発本体の設備工事費の48%を占め、原発1基当たりの工事費が3500億ウォン(約265億円)を超える。このため、付加価値が最も高い部分を米国側に譲らなければならないことになる。知識経済部関係者は「米政府の承認も必要となる以上、ウェスティングハウスと手を結ぶのが好ましい」と語った。
ウェスティングハウスは、UAE原発事業だけでなく、今年韓国で着工予¥定の新蔚珍原発1、2号機の中心設備納入も要求しているという。そうなれば、斗山重工業など韓国企業が被害を受ける。韓水原関係者は「重要部分の技術力がなく、海外受注もうわべだけになる可能¥性がある」と懸念を示した。
ペ・ソ¥ンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2009/07/04 09:21:16
http://www.chosunonline.com/news/20090704000012
http://www.chosunonline.com/news/20090704000013