米国で韓国学が占める位置、日本・中国学に比べ低水準 アジア支援を拡大すれば韓国学教授を置ける
質的向上の方向に転換するのか、あるいは引き続き底辺拡大を試みるのか。韓国国際交流財団
(イム・ソ¥ンジュン理事長)の主催で今月3日に開かれた『海外韓国学発展計画セミナー』で、発表¥者や
討論者は海外での韓国学に対する支援の方向性をめぐって意見の違いを見せた。「選択と集中」を
通じた支援で、米国など主要地域における韓国学の位相を中国学や日本学のレベルまで高めるべき
との主張と、アジア地域などに韓国学の底辺を広げるべきだという意見が真っ向から対立した。
海外における韓国学は、量的には引き続き拡大する傾向にある。1990年に韓国学講座を置く海外の
大学は32カ国152校に過ぎなかったが、2006年には62カ国735校へと5倍ほど増えた。92年に設立された
国際交流財団が海外での韓国学の基盤拡大に向け努力してきた結果だ。
しかし、世界の学問をリードする米国の学界で韓国学が占める位置は、中国学や日本学と比べて
著しく低い水準にある。米国の主要大学における韓国学は、中国学と日本学の5分の1水準にも満た
ない。教授数だけを見ても、米国の名門大学ハーバード、プリンストン、イェールの3校で中国学を教える
教授は50人、日本学の教授は44人だが、韓国学の教授はわずか8人だ。国力と経済規模の差を考慮
しても、中国学や日本学に比べ韓国学の位相が非常に低いといえる。ソ¥ウル大学国際大学院の朴泰均
(パク・テギュン)教授は「中国学や日本学とは違い、韓国学は世界的な研究者を輩出できていない状況
だ。中心的な大学に教授職を設置するよう、集中的な支援を強化する必要がある」と述べた。
延世大学国際学大学院の金赫来(キム・ヒョクレ)教授が公開した資料によると、国際学術会議での
韓国学の発表¥論文は2005年に408本を記録したものの、1990年代以降、最近までは100−200本の
水準で足踏み状態となっている。金教授は「韓国学を支援するシステムが、論文など成果を発揮する
場所をレベル別に分け、戦略的に支援してこなかった結果だ。成果管理と評価管理の体制を改善し、
韓国学の支援体制を再編する必要がある」と指摘した。
しかし、北米など先進国地域に集中して支援するよりは、最近経済的に浮上している中国などアジア
地域への支援を拡大するのが長期的には望ましいとの意見も根強い。1992年から海外での韓国学を
支援している国際交流財団は、2007年までに支援総額の58.4%に当たる640万ドル(約6億500万円)を
北米地域に投入したが、目に見える成果は得られなかったとの指摘だ。最近は国際交流財団も、韓流
ブームなどで韓国語および韓国学に対する関心が急激に高まっているアジア地域に支援を拡大している。
97年にはアジア14.9%、北米54.2%の割合で支援したのに対し、07年にはアジア43.2%、北米41.8%と支援額
が逆転した。成均館大学のキム・ドンテク研究教授は、「5−10年前から中国などアジア地域に投資して
いれば、少ない費用でかなりの効果を得られたはずだが、今は支援するといっても受け取らない状況に
なった。今からでも米国への支援を、人口が多く潜在力が高いインドやインドネシアなどアジア地域に回
せば、数十¥の正規教授職を設置でき、韓国学の底辺を拡大することができる」と主張した。
http://www.chosunonline.com/news/20090712000016