カメラ用イメージセンサー市場を掌握…ソニーの華麗な復活
2024/07/25 07:00
米大統領選を揺るがしたのは、銃傷を負っても拳を突き上げたトランプ元米大統領の銃撃写真だ。あの歴史的写真は2021年のピューリッツァー賞受賞者でもあるAP通信のカメラマン、エバン・ブッチ氏のソニー製カメラによって撮られた。わずか5~6年前までは写真記者が手にしていたのはキヤノンやニコンなどのカメラだった。しかし、当時現場にいた多数のカメラマンはソニーのカメラを肩に下げていた。あるカメラマンは「軽いソニーのカメラを機動性の面で追随する商品はない」と話した。
ソニーの成功を予想する人は少なかった。若い消費者の間で人気を集めたが、最初は専門家には認められなかったからだ。しかし、カメラではなく、ミラーレスのスマートフォンで写真を撮る利用者が増え、ファインダーを見ずに撮る専門家も出てきて、カメラ市場でソニーの立場に変化が生じた。
■イメージセンサー市場シェア55%
ソニーを復活へと導いた主役はイメージセンサーで、既に圧倒的なシェアを占めている。イメージセンサーはデジタルカメラやスマートフォンカメラに欠かせない部品だ。テクインサイトによると、昨年イメージセンサー市場でソニーは55%のシェアで圧倒的首位だった。2位のサムスン電子は約20ポイントの大差がある。来年はソニーのシェアが60%まで上昇する可能性がささやかれている。
ソニーの主要顧客はアップルとシャオミ(小米)、OPPO(オッポ)などのスマートフォンメーカーだ。アップルのiPhone15にはソニーのイメージセンサーが搭載された。中国企業もスマートフォンの生産台数を増やしており、ソニーのイメージセンサー販売も増加しているとみられる。業界関係者は「スマートフォン1台に複数のイメージセンサーが必要で、スマートフォンのカメラ機能がますます重要になり、ソニーは大きな存在となっている」と話した。
ソニーはカメラやスマートフォンだけでなく、自動車用のイメージセンサーも攻略している。自動運転車へのシフトで車の周辺を把握できる精巧な性能のカメラの需要が高まっているからだ。
ソニーは投資を拡大し、イメージセンサー市場で首位の座を固めるという戦略だ。ソニーは台湾積体電路製造(TSMC)と組み、熊本県の同社工場の近くにイメージセンサー工場を建設することを決めた。東京ドーム5個分に相当する27万平方メートルの用地を購入した。年内に着工し、2025年以降の稼働を見込む。イメージセンサーに使われる半導体はTSMCが熊本県に建設している工場から供給を受ける。
記事より抜粋
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2024072380139
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去年だったか、韓国マスコミは
「サムスンがイメージセンサーでソニーを猛追!、数年後には首位を奪取しイメージセンサーでも日本を退けるとの予測!」
とか言ってたはずだが、シェアの差、有力顧客の獲得でも逆の現実になってるようだが? w
デジャブだね。
韓国はTSMCにも「サムスンはファウンドリで逆転する」と言っていたが、今や比較対象にもならない。
今になって、電子輸出の持ち直しでメモリが捌けて喜んでる程度だ。
そしてSONYの復活は単に技術開発だけではない。
記事にあるようにミラーレスカメラ、自動運転・自動ブレーキなどの実用化に伴う自動車への販路の拡大など、新たな販路・業種とのタイアップがあってこそだ。
ウオークマンの時と同じ、新たな社会・生活への提案精神は今も生きているのだろうね。
生産などの実務でも、日本進出のTSMCとの共同事業に発展しているし、日本の電子産業、経済復活はクラウド化してきているな。
こういう他国企業との協力・協業無しではSONYの復活も無かっただろうね。
そこが今の「製品を売る顧客を獲得する」に留まっている韓国企業との質的な差になってきていると思うね。
AI、自動運転、ドローン、(そしてミサイルなどの軍事)などの核心部分をSONYが握るとは、想像もしてなかったね。
そして今やSONYは従来のイメージセンサーではない、新たな創造したイメージセンサーを開発してきた。

ソニーグループ(ソニーG)がイメージセンサー事業で新たな戦略を打ち出した。画像データではなく目的に合わせた分析データを出力し、市場を社会インフラ全般に拡大する。分析アルゴリズムを継続的に進化させることで、リカーリング(継続課金)型モデルを確立する。
画像データを得るだけの従来のイメージセンサーとは異なり、その場でデータを分析して対象物の有無や分類といった結果だけを出力する。いわゆる「AI(人工知能)カメラ」を実現できる。