韓国メディア「AI世代の勝者はTSMCだ。ゴールドラッシュでつるはしを売っていた企業のように安定している」……ようやく気がつきましたか
「AI半導体」戦争、結局勝者はTSMC? 「金鉱を探す人につるはし・シャベルを売るのがもっとも儲ける方法」(ソウル新聞・朝鮮語)モルガン・スタンレーは「最近TSMCは来年のファウンドリー供給が不足する可能性があり、価格引き上げがなければ顧客が十分な容量を割り当てられない可能性があるというメッセージを伝えている」と言いました。 AI市場の「大手」であるNVIDIAをはじめ、アップルなど主要企業を顧客として確保しているTSMCが、今はビッグテックを並べる「スーパー乙」になったのです。 (中略)
NVIDIAへの依存度を減らそうとするビッグテックの動きもTSMCの立場では好材料かもしれません。 ビッグテックが独自のAI加速器を開発するとしても、製造はTSMCに任せる公算が大きいためです。 NVIDIAが独走しても、「TalNVIDIA」の動きが加速化しても強固な占有率を土台に成長を継続できるということだが、市場ではTSMCのこのような状況を「ピックアンドショベル」に借りたりもします。
ピックアンドショベルは、19世紀のゴールドラッシュ当時、金鉱に集まった人につるはし(Pick)とシャベル(Shovel)を売っていた人が、より安定的で持続的な収益を上げたことに着目した投資戦略です。 スイス資産運用会社GAMのジャン・コルテシポートフォリオマネジャーはある外信インタビューで「投資家はTSMCがAIテーマでピックアンドショベルの役割をするということに気づいた」とし「AIチップ需要が現在減る信号が見えないのを見れば少なくとも数四半期間需要は持続すると見る」と話しました。
(引用ここまで)
サムスン電子の第2四半期の決算は良好で10兆4000億ウォンの黒字、半導体部門では6兆4500億ウォンの黒字であったとされています。
ところがメモリ部門以外のファウンドリ、およびシステムLSI部門では3000億ウォン(報道によっては7000億ウォン)ていどの赤字であるとされています。
一方でTSMCの決算は前年同期比で売上は約40%増の6735億台湾ドル、利益は約36%増の2478億台湾ドルと好調そのもの。
利益率えっぐ……。
ファウンドリとしてのシェアも出てまして、TSMCが62%、サムスン電子は13%。
前期と同じ49%ポイント差。
相手にならないレベルでの差がついていますね。
その最大の原因はAI旋風に対応できているか否かであるとされています。
TSMCはnVidia、AMD、アップルなどの企業からの生産委託が行われています。
どの企業もAI旋風の主役級が揃っています。
一方でサムスン電子は自社製SoCとGoogleくらい。そのGoogleもサムスン電子への委託をやめて、次のTensor G5からはTSMCに鞍替えするとされています。
いくらサムスン電子が「我々のファウンドリは空いてますよ!」ってアピールしても、大手企業のTSMC詣では止まらない。
……まあ、発熱のひどさと歩留まりの悪さで定評がありますからね、サムスンのファウンドリ。
クアルコムもそれで離脱したのでした。
思えばnVidiaもRTX30シリーズの頃はサムスン電子に委託していたんだよなぁ。あとテスラもサムスン電子の顧客でした(過去形)。
サムスン電子のファウンドリ、あまりにも歩留まりが上がらずにnVidia、クアルコムともにTSMCに逃げてしまう……(楽韓Web過去エントリ)
冒頭記事は「AI旋風で一番儲けているのはTSMCではないのか。ゴールドラッシュの時につるはしとシャベルを売っていた企業のような立場になっている」とするもの。
あら、ようやく気がつきましたか。
AI関連で韓国が手を出せているのはメモリ関連くらい。
それ以外だとなんも関係ないんですよね。
まあ、メモリであるていどの利益を享受できているんでそれでよしとすべきじゃないですかねー。