辞書の中で最も美しい言葉は『関税』だ
「200%でも500%でも構わない。彼らが1台も売れないような数字を
出すつもりだ」
トランプ次期大統領は10月中旬、メキシコからの輸入車に200%以上の関税を課す可能性を示唆した。人件費が安いメキシコには、多くの自動車メーカーが生産拠点を置く。トランプ氏は関税の高い壁を築き、メキシコからの輸出を締め出す狙いだ。
「私は関税の信奉者だ。私にとって、辞書の中で最も美しい言葉は『関税』だ」とうそぶくトランプ氏は、高い関税をかけて安価な輸入品を米国から追い出すことが、国内製造業の保護や強化につながると信じて疑わない。大統領就任後は、全ての輸入品に一律10~20%の関税をかける方針だ。
米調査機関「タックス・ファンデーション」は、トランプ関税が実現すれば、全輸入品に対する平均関税率は現在の2・4%から、7倍超の17・7%に急上昇すると推定する。米国が大恐慌に襲われた1930年、フーバー政権が国内産業の保護を目指して制定した関税法「スムート・ホーリー法」以来の水準だ。
トランプ氏の政策は、米国経済を強くするどころか、バイデン政権期を超えるインフレをもたらす恐れもある。 引き上げられた関税分は国内での販売価格に転嫁され、米国の消費者が支払うことになる。米ピーターソン国際経済研究所は、標準的な家庭で年2600ドル(約40万円)以上の負担増になると試算する。
米国が関税を引き上げた相手国が報復関税に踏み切れば、保護主義を加速させる恐れがある。国際通貨基金(IMF)は、米国が一律10%の追加関税を導入し、中国やユーロ圏が対抗して同規模の関税を課した場合、世界の貿易量は2026年までに4%落ち込むと試算する。世界全体の国内総生産(GDP)は25年に0・8%、26年までに1・3%減ると見込む。
トランプ氏の勝利後、ダウ平均株価は連日のように史上最高値を更新している。大型減税や規制緩和で企業業績が上向くとの期待から、市場は「トランプトレード」に沸く。だが強硬な関税政策は、自らの首を絞める悪手になりかねない。
アメリカはドルを使って大量に輸入するから、
貿易するなら、必ず赤字になる。
いっそ、鎖国すれば?w