「軽度・中等度・重度」の程度の違い
知的機能の水準は一般的にはIQで表され、知的障害の基準のひとつに「IQ70未満」があります。障害は、その程度によって次のように4段階に分けられます(WHOの「ICD-10」より)。
IQ50~69(おおよそ9~12歳)……軽度
IQ35~49(おおよそ6~9歳)……中等度
IQ20~34(おおよそ3~6歳)……重度
IQ20未満(おおよそ3歳以下)……最重度
※( )の年齢は、発達期を過ぎた成人に対する精神年齢です。
4段階のそれぞれの特徴は、次の通りです。各段階で、学力の習得が可能な年齢(学年)というのも付記していますが、あくまでも目安となる年齢です。支援次第で、目安の年齢以上に、成長を促せる可能性はあります。
・IQ50~69…軽度
多くの場合、身のまわりのことは自分でできるようになります。自分で考える力も身につき、小学6年生くらいまでの学力を習得できます。簡単な読み書きや計算ができます。ただし、言葉の発達や抽象的なことの理解に遅れが生じる傾向があります。高度なスキルが必要な場合を除き、仕事に就くこともできるでしょう。一般的に知的障害といっても、本人や周囲の人にも「知的障害」という自覚がなく、支援を得ることなく生活しているケースもあります。そのため、実際の人数よりも認定数が少ないものと考えられます。また統計上は、知的障害者の約85%がこの段階に分類されます。ですので、知的障害といえば、概して「軽度」のことを指すといっても過言ではないでしょう。
・IQ35~49…中等度
身のまわりのことはだいたい自分でできるようになりますが、一定のサポートは必要なことが多いでしょう。簡単な読み書きや計算が部分的に可能です。乳幼児期に言葉の遅れはありますが、コミュニケーション能力はあります。適切な支援を受ければ、小学2年生くらいまでの学力を習得できます。配慮があれば、単純作業の仕事などに就くこともできるでしょう。
・IQ20~34…重度
乳幼児期はほとんど会話をしませんが、学童期になると、基本的な生活習慣(会話、食事、排せつなど)を身につけることができます。学力の習得目安は5歳くらいまでで、読み書きや計算は難しいでしょう。簡単なお手伝いやおつかいといった作業は可能です。
・IQ20未満…最重度
快・不快の表出は可能な場合が多いですが、言葉でのコミュニケーションを身につけることは難しい場合が多いでしょう。適切な支援によって能力の成長は見られますが(3歳程度まで)、身のまわりのことを自分で処理することは難しく、常に周囲からの支援や保護が必要となります。
https://h-navi.jp/column/article/35029538
とは言え、奴ら「小学校で習うはずの算数の集合」理解できないからなぁ!!!!
( だ い そ う げ ん
集合という概念
集合というと記号「{ }、⊂」や「空集合」などの用語を連想しますが、現代化当時の集合の概念は「算数」の全ての概念を明確にするために必要な基礎的概念と位置づけられていました。
指導書には「集合は新しい数学的な概念として取り入れられたものであるが、集合の考えは数・量・図形に関する諸概念を明確にするために常に必要な基礎的概念である。したがって『集合』という特定の領域があるわけではなく、数・量・図形の指導にあたって絶えず集合の考えを必要とするものであり、集合の考えを用いることによって数・量・図形についての諸概念が明確になるとともに、数・量・図形の指導を通して集合の概念が明確になり、そのよさも理解されるものであるといえる。」とあります。
集合の用語や記号「{ }、⊂」は4年で指導しますが、低学年ではあくまでも形式的な扱い方を排除して、具体的な場面に応じて集合の考えを育成するのが、集合指導のねらいであるととらえていました。
S46小学校新算数5-1|p.98-p.99
5年では2次元表やベン図を使いながら、2つの集合から部分集合を作る、つまり2つの集合の交わりと結び、補集合、母集合の考え方を学習します。また、四角形・三角形の包摂関係や公倍数、公約数の学習などでも、ベン図や⊂などの記号が用いられています。
このような形で小学校算数へ取り入れられた集合でしたが、現代化批判の流れのなかで非難を受け、その後の指導要領からは姿を消してしまいました。
S46小学校新算数1|p.12-p.13
1年で0を学習しますが、ここでは空集合と0の関係を学習するととらえていました。
S46小学校新算数2-1|p.17
2年生では加法の結合法則を扱っていますが、左の図①ではまず3と2と4の集合があり(上段)、(3+2)と4の集合に分かれ(中段)、(3+2)の集合と4の集合が集まった(下段)と考え、右の図②では3と(2+4)の集合に分かれ(中段)、3と(2+4)の集合が集まったもので(下段)、結果として人数が同じ(集合の大きさが同じ)なので、等号で結べると指導書で解説しています。
このように、学習する概念を明確にするための基礎的概念として、随所で集合が意識されていました。
S46小学校新算数3-2|p.62-p.63
3年生では具体的な操作を通して、全体と部分との関係や観点を決めて集合を類別すること(ベン図の初歩的指導)を学習します。
https://www.dainippon-tosho.co.jp/textbook_history/sansu/index3.html