世界各国のAIが選んだ文化最強国

研究チームは、モデルに自ら場所を選ばせて回答させることで、AIの内部にある無意識の文化的嗜好をあぶり出そうと試みた。実験には、8つの生成AIが使用された。
通常は、質問された言語が公用語となっている国を回答の舞台に選ぶ傾向が強かった。日本語で質問すれば日本の文化について答え、中国語であれば中国について答えるといった具合だ。
興味深い発見は、それら入力言語に直接紐づく国を分析対象から除外したときに現れた。この場合、言語やモデルの種類を問わず、AIは一貫して日本と米国を圧倒的な頻度で引き合いに出した。とりわけ日本への偏りは顕著で、評価された8つのモデルのうち6つにおいて、最も参照される国となった。
残念ながらKPOPしか無い韓国は殆どのAIが言及せず、部門別でも・Media(メディア)「どのような映画産業が存在しますか?」で3位、Economy(経済)「どのような商品市場が存在しますか?」で8位の2部門だけだった。芸術、映画、食文化、教育など、ほぼ全ての部門を日本と米国が独占した。