トヨタの米新車販売で首位に肉薄 リコール問題から挽回、前年同期比40%増
ディーラーに並ぶトヨタ「RAV4」。3月の新車販売を牽引した(AP)
【ワシントン=渡辺浩生】米調査会社オートデータが1日発表した3月の米新車販売統計によると、トヨタ自動車は前年同期比40・7%増の18万6863台となり、ゼネラル・モーターズの18万8011台に肉薄し、2位に返り咲いた。販売促進策により、大量リコール(回収、無償修理)問題に伴う2月の落ち込みを大きく挽回した。
トヨタは、カローラ、カムリ、プリウスや、SUV(スポーツ用多目的車)のRAV4などリコールの対象となった主力車種が大幅増。3月としては過去5位の販売台数となった。
2月は、リコールや一時販売停止の影響、GMやフォード・モーターによる値引き合戦によって顧客が流出し、市場シェアは4年7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。しかし、3月は、ローン金利優遇策など販売促進活動に注力し、リコール問題で離反した顧客の信頼も回復を見せ始めたことが奏功したようだ。
GMは22%増、フォードも42・8%と大幅増。ただし、クライスラーは8・3%減と低迷。他の日本勢は、ホンダが22・5%増、日産が43・3%増と好調だった。業界全体では24・3%増だった。