ホテル、食堂に「閑古鳥」=哨戒艦沈没現場-韓国

【白◆(令の右に羽)島(韓国北西部)時事】将兵46人が犠牲となった韓国哨戒艦事件の現場からほど近い同国北西部の白◆島を15、16両日に訪れた。3月26日の事件発生後、島や船便に危険なイメージが広がり、島を訪れる観光客は激減、ホテルや食堂には閑古鳥が鳴いている。民宿の主人は「客がほとんど来ず、生活が立ち行かなくなりそうだ」とため息を漏らした。
ソウル近郊の仁川港から173キロ。韓国が黄海の軍事境界線と定める北方限界線(NLL)間近に位置する白◆島は、北朝鮮本土から14キロしか離れておらず、北朝鮮から「目の中のとげ」と呼ばれるという。民間人、軍人約5000人ずつが住み、主要産業の農・漁業のほか、手つかずの自然を売り物に観光業も伸びている。
事件現場から島まではわずか2.4キロの距離で、地元軍部隊関係者によると、島の哨兵は爆発音を聞いた。同部隊は事件後、警戒態勢を維持しており、兵士に対する精神面の教育を強化したという。
事件から2カ月半以上がたち、一般住民の間に緊迫した空気はないものの、観光関連産業への打撃は深刻だ。(2010/06/16-16:52)