高利回りのファンドへの出資名目で多額の現金を違法に集めたとして、
大阪府警生活経済課は17日、出資法違反(預かり金の禁止)容疑で、
大阪市中央区南船場のコンサルタント会社「インベストメント.パートナーズ」会長、
渡辺大吾容疑者(37)=東京都世田谷区=ら5人を逮捕した。
渡辺容疑者はかつて明治大学ラグビー部に所属し主力選手として大学選手権で優勝したほか、
23歳以下の日本代表になったこともあり、卒業後はプロ競輪選手として活躍。
府警は知名度を生かし約20人から約1億円を集めたとみている。
他に逮捕されたのは
同社代表取締役、向井祐子(36)=大阪市天王寺区
▽同、本多譲二(29)=大阪府守口市
▽同社役員、釣谷俊輝(33)=大阪市中央区
▽同、韓国籍の金勇次(32)=同区=の4容疑者。

逮捕容疑は平成20年5月21日~8月29日、大阪市西区の会社役員の女性(46)ら顧客3人に対して
「元本は保証する」などと勧誘し、4回にわたり計1500万円を出資させたとしている。
調べに対して渡辺、本多両容疑者は容疑を認めており、向井容疑者は否認、釣谷容疑者は一部否認している。
府警によると、インベスト社は20年5月に設立。顧客に「チケットの転売で利ざやを稼ぐファンドに
出資すれば月5%の運用益がある」などと説明、1口100万円から出資を募っていた。
顧客はいずれも渡辺容疑者が有名ラグビー選手だったのを知っており、渡辺容疑者は
「有名スポーツ選手が知人にいる」などと人脈を誇示して信用させていた。
しかし、配当は20年末ごろには滞り、昨年3月にはインベスト社の事務所が突然閉鎖され、
渡辺容疑者も関係者と連絡を絶ったため、出資者の一部が府警に相談。
府警は今年4月、渡辺容疑者らの自宅などを捜索していた。
また関係者によると、渡辺容疑者らは預かった金について、インベスト社が運用すると説明していたが、
実際には渡辺容疑者が経営する大阪市中央区の別のコンサルタント会社が運用を外部に委託していたといという。
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/crime/100617/crm1006171159014-p3.htm