ヒツジは日本ではおとなしく、かわいいものというイメージがありますが、古代の中国人はヒツジから「食肉」、そして緑の草原の中でも白くて見えやすいので「よく見える」という特徴を考えました。
この「食肉」「見えやすい」という意味がわかると、つぎのように羊を含んだ字が一度にまとめてわかってしまうのです。
●美=大きく目立つ ●祥=神に肉をそなえる ●養=肉を食べさす
●詳=わかりやすく言う ●洋=遠くまで見える海 ●達=遠くの目標に向かう
●群=まとまって見やすい ●鮮=はっきりした色の魚 ●翔=派手に飛ぶ
このように漢字はもともと絵の組み合わせですから、どんな絵を、どんな意味で組み合わせたのかを見れば、その漢字の本来の意味がイメージでつかめます。ただ辞典というのは、あくまで知らない字とか熟語にぶつかったときに調べるための実用書ですので、たくさんの意味や熟語が文章でならべられているだけです。そうしたことがらについては、日本の辞典は世界のトップレベルの内容ではあります。
でも、漢字のもとの姿、成り立ちというのものをイメージでつかもうとしても、辞典はそのようにはつくられていないのです。
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