光復節の特別赦免、対象者の顔ぶれは?
李明博
8月15日の光復節(日本の植民地支配からの解放を記念する日)特別赦免を前に、李明博(イ・ミョンバク)大統領が世論と現実の間で悩んでいる。当初は今週中に開催予定だった赦免審査委員会は、来週に延期された。
大統領府のある幹部は5日、「政界からはかつての親朴連帯(朴槿恵〈パク・クンヘ〉元ハンナラ党代表を支持する同党離党組)の徐清源(ソ・チョンウォン)元代表や、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の実兄・建平(ゴンピョン)被告の赦免を求める声が強い。実務作業の際のリストに二人の名前が含まれているのも事実だ。しかし世論調査によると、国民の3分の2以上が赦免の乱発に否定的だ。この点が大きな負担になっている」と述べた。
李大統領は2008年8月に大物政治家や大手企業経営者らを含む34万人の赦免を行い、8月15日に慶祝の辞で、「建国60年の新たなスタートと国民統合に向けて赦免を断行する。しかし、わたしの任期中に行われた汚職や不正については、寛容を施すことはない」と述べた。
しかし、昨年末に財界やスポーツ界が冬季五輪誘致を名目に、サムスングループの李健煕(イ・ゴンヒ)前会長(現・サムスン電子会長)の赦免を要請すると、特別にこれを認めた。また、李大統領にとっては政界との関係も負担となっている。大統領府のある幹部は、「与野党や会派に関係なく、国会議員 254人が徐清源元代表の赦免を要求する嘆願書に署名し、提出した。特に親朴派との和解を考えるのなら、決して無視できない」と述べた。ハンナラ党執行部が「ほぼ同じ容疑(政党や総選挙資金の借入)で執行猶予となった創造韓国党の文国現(ムン・グクヒョン)顧問と比較すると、徐元代表が実刑宣告を受けたのは著しく公平性に反する」と主張していることも、考慮する必要がある。その上、徐元代表に対しては、医師から「高齢(67歳)の上に心臓疾患で突然死する危険がある」という診断が下されており、徐元代表本人も、「政界に復帰するつもりはない。残る刑期だけでも免除してほしい」と要請している。
盧建平被告については、李大統領本人が政治的に反対陣営に属していることも負担だ。特に盧被告は2年6月の刑期の3分の2をすでに終え、3億ウォン(約2200万円)の追徴金も完納した。ハンナラ党など政界の一部から、「朴淵次(パク・ヨンチャ)事件の捜査がまだ終っていない今の状況では、まだ赦免すべきでない」という声があるが、政府当局者らは「ほかの政治家を赦免すれば、盧被告を除外する名分はない」と語っている。
赦免業務の関係者は「企業経営者の場合、全国経済人連合会(全経連)が最近78人の赦免を求めたが、罪状に従って、非常に小規模で行われるだろう」とコメントした。また、金宇中(キム・ウジュン)大宇グループ元会長については、「考慮対象とはなっていない」とされており、生計型ではない企業経営者の犯罪に関しては、赦免の幅が最小化されそうだ。大統領府の関係者は「飲酒運転など交通違反の赦免は、今年中には行われないだろう」と述べた。
最終的な赦免対象者は、赦免審査委員会による検討と大統領の裁可を経て、早ければ10日に開催される国務会議(日本の閣議に相当)で決まる可能性もある。その一方で政府関係者は、「大統領の立場を考慮すれば、来週末まで決定が先送りされるかもしれない」と述べた。
権大烈(クォン・デヨル)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 韓国の犯罪者は、死刑もされないし、恩赦ですぐに 出られるから楽だなw