「対中強硬派」前原外相に中国が強く警戒
【北京=佐伯聡士】中国の胡錦濤政権は、尖閣諸島周辺で海上保安庁の巡視船と中国漁船が衝突した事件が日中関係に影を落とすなか、「対中強硬派」と受け止められている前原誠司氏が外相に就任したことに警戒感を強めている。
関係筋によると、中国側は衝突事件で日本側が船長を逮捕、拘置していることを「これまでにない強硬姿勢」とみており、海保を主管する国土交通省の大臣だった前原氏の力が背後で働いていたと分析している。
前原氏は民主党代表だった2005年12月、北京の外交学院で講演し、「中国は軍事的脅威」と発言。中国軍幹部との会談でも、中国の軍備増強をめぐり激しい応酬を繰り広げた。このため、中国では前原氏の「対中強硬派」のイメージが定着しており、今年6月に鳩山前首相の退陣を受けて菅首相が就任した際も、「菅氏はくみしやすい相手。タカ派の前原氏でなくて安堵(あんど)した」(中国筋)との見方が支配的だった。
(2010年9月17日19時50分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100917-OYT1T00936.htm
米 前原外相の起用に期待感
9月18日 7時36分
菅改造内閣で新しい外務大臣に前原前国土交通大臣が起用されたことについて、アメリカ国務省の高官は、懸案となっている沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をはじめ、幅広い分野で協力関係が強化されることに期待感を示しました。
17日に発足した菅改造内閣では、これまで外務大臣を務めてきた岡田氏が民主党の幹事長に就任することに伴って、後任に前原前国土交通大臣が起用されました。これについて、アメリカ国務省の報道担当のクローリー次官補は16日の記者会見で、「岡田氏が外務大臣として日米同盟に多大の貢献をしてくれたことに感謝したい」と述べました。そのうえで、クローリー次官補は「菅改造内閣、とりわけ前原外務大臣とは日米間の幅広い課題について緊密に連携していきたい」と述べ、懸案となっている普天間基地の移設問題をはじめ、日米同盟の深化など、より幅広い分野でも協力関係が強化されることに期待感を示しました。こうした発言の背景には、前原大臣が安全保障分野に精通し、アメリカ政府内にも知り合いが多く人脈があることから、より円滑な意思疎通が可能になるとの見方があるものとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100918/t10014069551000.html
前原外相を「歓迎」=同盟深化へ意欲 米国務副長官
時事通信 9月18日(土)8時32分配信
【ワシントン時事】スタインバーグ米国務副長官は17日、藤崎一郎駐米大使と国務省で会談した。副長官は、改造内閣で前原誠司氏が外相に起用されたことについて「前原氏は自分もよく知っており、ワシントンに知己も多い。日米関係への関与が強い方なので、歓迎している」と、期待感を表明した。
改造内閣の発足に関し、副長官は「菅直人首相が引き続き日米関係を重視する発言をしたのを喜んでいる。新しい(日本側の)チームと協力してやっていきたい」と強調。同盟関係深化や米軍普天間飛行場移設問題の解決へ意欲を示した。
副長官と大使はまた、23日にニューヨークで行われる首相とオバマ大統領の会談内容などをめぐり意見交換した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100918-00000036-jij-int
中国「外相はタカ派」 菅改造内閣 各国反応
産経新聞 9月18日(土)7時56分配信
菅改造内閣が17日、発足したことについて、関係各国は主要閣僚を速報するなど関心の高さをみせた。特に前原誠司外相にはさまざまな論評が寄せられた。
≪米国≫米政府は前原氏が外相に起用され、北沢俊美防衛相が留任したことについて、「日米関係に配慮した」(政府関係者)と好感している。前原氏の場合、今春、訪米した際に米国内で安全保障の専門家らと意見交換するなど、米国内の対日関係者の間の知名度は高い。
また、沖縄県の海兵隊の重要性にもたびたび言及するなど「安全保障観が現実的」(米シンクタンク関係者)との評価があり、日米同盟深化や米軍普天間飛行場移設問題への取り組みに期待する声もある。(ワシントン 佐々木類)
≪中国≫沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件により日中関係がぎくしゃくする中、菅直人首相が前原氏を外相に任命したことについて、北京の外交筋は「中日関係の回復には時間がかかることを意味する」と分析した。2005年12月、民主党代表だった前原氏が中国脅威論を唱えた際、中国当局が激しく反発した経緯がある。中国メディアは前原氏を「青年将校」と呼ぶなど、「中国と敵対するタカ派政治家」と位置付けている。(北京 矢板明夫)
≪韓国≫韓国政府関係者は17日、外相に前原氏が起用されたことについて、「前向きに評価している。韓国への関心も高く、韓日関係発展のために努力してくれるのでは」と期待感を表明した。前原氏は7月、ソウルを訪れるなど、たびたび訪韓している。(ソウル 水沼啓子)
≪露≫ロシア外務省のネステレンコ情報局長は17日、北方領土は旧ソ連が「不法占拠」した-と発言したことのある前原氏の外相就任について、発言は国交相在任中のものだとし、「会って話をして外相としての立場を聞きたい」と語った。前原氏は昨年10月、北方領土について「終戦のどさくさに紛れて(旧ソ連が)不法占拠した。そのことは言い続けなくてはいけない」と発言した。(モスクワ 佐藤貴生)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100918-00000113-san-int
軽~く、ジャブからw
“掘削なら しかるべき措置”
9月18日 5時35分
前原外務大臣は、菅改造内閣発足後の記者会見で、日本と中国が共同開発することで合意している東シナ海のガス田で、中国側が建設中の洋上施設に機材を持ち込んだことに関連して、今後、仮に掘削作業が行われた場合は、政府として、しかるべき措置を取る考えを示しました。
この中で前原外務大臣は、日本と中国が共同開発することで合意している東シナ海のガス田で、中国側が建設中の洋上施設に機材を搬入したことについて、「中国側は『修理のためで、ガス田の掘削をしているのではない』と説明してきている。政府として、しっかり事実関係を確認するとともに、日中両国が合意している共同開発の考え方を中国側も履行してもらいたい」と述べました。そのうえで前原外務大臣は、今後、中国側が仮にガス田の掘削作業を行った場合の対応について、「仮定の質問ではあるが、何らかの証拠が確認された場合には、わが国として、しかるべき措置を取っていくことになる」と述べました。
また、前原外務大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、「アメリカは、名護市辺野古に移設するとした日米合意の着実な履行をやはり求めてくるだろう」としたうえで、「少なくとも県外、できれば国外と言いながら、辺野古に戻ってきたことに対するおわびと説明責任を果たしながら、沖縄側に理解を求めていくことに尽きる」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100918/t10014069361000.html
ガス田掘削なら中国に「しかるべき措置」 前原外相
2010年9月18日1時27分
前原誠司外相は17日夜、外務省で記者会見し、東シナ海ガス田「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)の施設に中国船が掘削作業用のドリルのような機材を運び込んだことについて、「何らかの(掘削の)証拠が確認された場合は、我が国としてしかるべき措置をとっていく」と述べた。ただ、中国側が「修理のため」と説明しているため、当面は事態の推移を見守る姿勢を示した。
前原氏は「中国側は過去になかった機材の搬入をしている」として、今回はこれまでの中国側の動きを越えていることを示唆。ガス田共同開発に関する日中合意について「合意の考え方をしっかり履行していきたい」と中国側に順守を求める一方、「今後どのような作業が行われるか注視していきたい」と語った。
この問題で中国外務省の姜瑜副報道局長は17日、「中国は春暁ガス田に完全な主権と管轄権がある。中国の活動は完全に合法的なものだ」との談話を発表した。掘削用機材とは直接認めていないが、機材運び込みを通じて同ガス田の開発の権利を改めて主張したものだ。
前原氏はまた、沖縄県尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突し、漁船の中国人船長が逮捕された事件に関し、「東シナ海に領土問題はない」との政府の立場を改めて強調。「公務執行妨害であり、国内法にのっとって粛々と手続きを進めるのは当然だ」との考えを示した。中国側には「冷静な対応を求めたい」と呼びかけた。
http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY201009170530.html