中国、日本からの上海万博訪問団1千人の受け入れ延期
外務省は20日、中国の招待で21~24日に訪中の予定だった1千人の「日
本青年上海万博訪問団」について、中国側が受け入れ延期を19日夜に通知し
てきたと発表した。
同省によると、中国側の実施団体である政府系の「中華全国青年連合会」か
ら19日夜、在中国日本大使館に電話があり、「現在の雰囲気でこのような友好
交流事業を実施することはふさわしくない」として、事業の延期を一方的に伝え
た。沖縄県尖閣諸島沖で中国漁船の船長が逮捕された事件との関連について
は明言しなかったという。
日本政府は同日夜、在中国日本大使館幹部を通じ「青少年交流事業は安定
した日中関係の礎を築く上で意義のあるもので、訪中直前の中国側の決定は
極めて不適切かつ遺憾だ」と中国側に申し入れた。
日本青年上海万博訪問団は、5月末の温家宝首相訪日時の日中首脳会談
で、温首相が鳩山由紀夫前首相に提案。大学生ら約1千人が上海を訪問し、上
海万博の視察や、中国の青年との交流を行う予定だった。