【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国高速鉄道の苦労
2010.10.30 02:46韓国の高速鉄道KTXのソウル・釜山がやっとつながった? 6年前の2004年に開通はしていたが、釜山-東大邱間など全路線の3分の1近くが在来線を走るなど“未完成”だった。
これでソウル-釜山間(約400キロ)が2時間18分で往来できることになった。しかも観光名所の古都・慶州を経由するため観光客には便利だ。
韓国の高速鉄道はフランスのTGVを導入して建設が始まったが、今回の完成までに18年かかった。手抜き工事や環境団体、宗教団体の反対などで工事が遅れ、路線手直しを繰り返すなど苦労が多かった。
「湿地のサンショウウオがいなくなる!」といって、工事反対の断食闘争をした尼さんが“英雄”になったこともある。「まずスタート」で「問題があれば走り出してから考え対処する」といった韓国スタイル(?)が印象的だった。
そんなKTXだが、早くも海外進出だという。ブラジルや米国、ベトナムなどへの輸出を狙っているのだ。
世界で初めて高速鉄道を開通させ、50年近い経験を持つ日本からすると、韓国は実に大胆だ。
しかしこの大胆・果敢さは日本も見習わなくっちゃ。ついでに発券だけで改札口のないフリースタイルも見習っては?
いや、自由席のある新幹線では改札廃止は無理かな。(黒田勝弘)