理化学研究所(野依良治理事長)は6日、理研基幹研究所の山崎原子物理研究室の山崎泰規上席研究員とDaniel de Miranda Silveira客員研究員、東京大学の早野龍五教授を初めとする日本・アメリカ・イギリス・イスラエル・カナダ・スウェーデン・デンマーク・ブラジルのALPHAグループが、欧州原子核研究所(CERN)の反陽子減速器(AD)を使って、反陽子(陽子の反粒子)と陽電子が水素様に結合した原子で、物理学の基本的対称性を高精度で検証するために適した系として注目されている極低温の「反水素原子」を生成し、磁気瓶に1,000秒以上閉じ込めることに成功したことを発表した。
カナダのTRIUMF研究所の藤原真琴研究員は今回の研究の企画段階からデータ解析まで一貫して重要な役割を果たしたという。実験は「日本学術振興会科学研究費補助金特別推進研究反水素原子と反水素イオンによる反物質科学の展開」の一環として行われたもので、科学雑誌「Nature Physics」(オンライン版)に掲載された。
この実験に韓国は参加していない。