裸体官員ー 中国の汚職官僚の中で、妻子を海外に移住させ、自分は身一つで中国で生活し蓄財を行い、いつでも海外逃亡ができるようにしている役人
のこと。
中国人民銀行が2011年6月14日に発表した報告によると、90年代半ばから汚職幹部や企業トップ、在外政府機関、公安幹部など約1万8千人が8000億元(約9兆9000億円)の資産を海外に持ち逃げしているという。
カナダのバンクーバーのウェストサイド地区に中国人の高級住宅街がある。ここの住民のほとんどは女性と子ども。「お父さ ん」らしき男性は年に数回出没する程度という。現金で購入した豪邸に住み、何台もの高級車を乗り回すこの一族の正体は、いわゆる「裸官」の家族なのだ。
い ざ汚職が発覚すると、家族が待つ国外へすばやく逃亡し、家族と共に海外で豪奢な生活を送る。バンクーバーはその彼らが好む地となっている。
最近の典型的な大型汚職は、中国政府で鉄道建設の責任者である劉志軍・鉄道部部長の汚職による失脚で、彼は、高速鉄道建設に絡む汚職で、不正に8億元(約99億2600万円)を得たとされる。
中国高速鉄道の父と呼ばれた政府・鉄道部の技術部門トップ張曙光総工程師右上)も2011年2月28日に汚職の疑いで身柄を拘束され、不正に得た金のうち、同類の事件では過去最高の海外で28億ドル(約2246億円)を預金していたとされる。
温家宝首相の“右腕”である秘書2人も高速鉄道建設に絡む汚職に一定の関係があり、解雇の一部報道もある。
この大型汚職により、相当な手抜き工事が懸念され、鉄道エンジニアは自分では絶対中国の高速鉄道に乗らないという話が流れている。
中国で、大型投資が多かった2009年に汚職や横領で立件された公務員が、4万1531人(前年比0.9%増)、閣僚級8人を含む局長級以上の幹部は212人(同14.5%増)、収賄額が10万元(130万円)以上の事件は2万1366件(同2.7%増)の記録がある。
当時、過去30年間で約4千人の汚職公務員が海外に逃げ、約500億ドル(約4兆5千億円)の公金が流出したとあるから、その後もまったく勢いは止まっていないどころか、裸官は拡大しているようだ。
大金を横領した大物は欧米へ、小者は南米、アフリカへ逃げるらしい。
すばらしい 中国。 すばらしい中国人。W