福島県周辺及び首都圏では水道水に国の暫定基準を超える放射性ヨウ素131が検出され乳児の取水制限が出たことで、ミルクや炊事に使うためのミネラルウォーターの需要が急増し、どこへ行っても買えない状況が続いている。
西日本でも、新たな災害への備えや被災地への支援のためにミネラルウォーターの売り上げが急増しており、2Lのペットボトルは入手が難しい状況となっている。
※ただし、500ml以下のペットボトルはまだ簡単に手に入る。
一部では活性炭が放射性ヨウ素の除去に効果があるという噂が流れており浄水器メーカーに問合せが相次いでいるが、放射性ヨウ素131は空気中なら活性炭フィルターによって除去が可能だが、水中では陰イオン化しているため活性炭による効果は期待できない。
首都圏の浄水場では活性炭粉末の量を増やすなどの対応をしているようだが除去効果には期待できず、対策をしているというパフォーマンスにすぎないのが実情である。
しかし、かねてから問合せしていた逆浸透膜ろ過による純水(RO水)製造装置のメーカーから放射性物質の除去に関する実証実験の結果を回答頂いた。
それによると福島県飯館村から提供された水道水の放射性物質の除去に逆浸透膜によるろ過が大きな効果があったというものであった。
株式会社テラオカ ECOA(逆浸透膜ろ過を用いた純水造水装置)の放射性物質除去能力について
http://www.teraoka.co.jp/ad/ecoa110330.html
・福島県飯館村役場 2011/03/26採取
放射性ヨウ素131 600ベクレル/Kg -RO水処理→ 検出されず
放射性セシウム134,136,137 10ベクレル/Kg -RO水処理→ 検出されず
・福島県飯館村役場 2011/03/27採取
放射性ヨウ素131 350ベクレル/Kg -RO水処理→ 検出されず
放射性セシウム134,136,137 32ベクレル/Kg -RO水処理→ 検出されず
※放射能測定結果報告書(http://www.teraoka.co.jp/ad/houkokusho_20110328.pdf)
上記は寺岡精工のECOAでの実証実験結果であるが、スーパー等に設置されているウォーターサーバーの中で、逆浸透膜によるろ過を行っている純水(RO水)製造装置に関しては同様に放射性物質の除去に高い効果があるものと推測されるが、RO膜の孔の大きさ等はメーカーによっても差があるので実証されていないメーカーの製品で除去出来るかは未知数だ。
また、理論上は他の放射性物質についても効果が期待出来るはずである。逆浸透膜によって除去された放射性物質は自動的に排水されて膜に残留しないとあるので、フィルター交換の頻度を上げる等の対応も必要なさそうだ。排水はそのまま下水に流れるが、水道水が汚染されるような事態なら河川はもっと汚染されているのでこの排水は問題にならないだろう。
現時点では逆浸透膜ろ過方式のウォーターサーバーが放射性物質の除去に最も実用的な効果を発揮するということが証明された格好だ。ただし、逆浸透膜によるろ過以外の方式を採用しているウォーターサーバーもあるのでスーパーを利用する際にはご注意いただきたい。
逆浸透膜ろ過システム ECOA_V80SWII 約4.0L/60秒
http://www.teraokaseiko.com/product/water/ecoa-series.html#ECOA_V80SWII
朝から自爆してるアホがいますね (・∀・)y─ ~~