【記者手帳】首都圏の水瓶に汚水が混じっても平気な人たち
【社会部=梁煕東(ヤン・ヒドン)記者】 先月26日から28日にかけ、韓国の中部地方(ソウル市、京畿道、江原道など、軍事境界線以南の韓国統治範囲の北部)を襲った記録的な集中豪雨は、あまりにも大きなつめ跡を残した。京畿道広州市には421.4ミリの雨が降り、八堂湖の上流にある慶安川や昆池巌川がはんらんした。昆池巌・広州の二つの下水処理場が運転を中止し、一日に3万8000トンもの生活排水が八堂湖に流れ込んだ。5日午後、昆池巌下水処理場は復旧したが、広州下水処理場は今も、一次処理しただけの汚水1万3000トンを毎日放流している。
この下水の流入が、八堂湖の水質に与える影響について、ソウル市や韓国水資源公社の担当者に尋ねたところ、その答えは意外といえるほど明快なものだった。
「慶安川から八堂湖に流れ込む水の量は、同湖に流れ込む水の1.6%にすぎない。したがって、水質の変化は極めて微々たるものだ」「八堂湖の貯水量は2億4400万トンのため、下水は完全に薄められる。水質汚染の心配をする必要はない」
おそらく、これらの発言は当たっているだろう。いや、当たっていると信じたい。担当者たちの言う通り、一日に「わずか」3万8000トンの生活排水が完全に薄められるのであれば、われわれはきれいな八堂湖を眺めたり、その水を飲んだりすることもできるだろう。しかし、どこか釈然としないものがある。「生活排水」として一まとめにされた単語を分解してみよう。風呂の残り湯、食器洗いや洗濯、洗車、雑巾を洗った際などに出た水などがその中に含まれる。そして、下水処理場の運転が中止されるまで、し尿処理施設に残っていたし尿もある。こうした排水が現在も八堂湖に流れ込んでいる。
八堂湖は首都圏の水がめとして保護され、水質改善事業だけで10兆ウォン以上の天文学的な費用がかかっている。その周辺では工場の建設も、農作業も、さらには釣りまでも制限されている。その一方で、ここに流入する汚水の量が少なく、影響は微々たるものだ、と主張する人たちが、われわれが飲む水の水質を管理したり、汚染を監視したりする公務員たちだという事実は、到底信じられない。
もし、担当者たちの子どもが、し尿が1滴でも含まれた水を毎日1杯ずつ飲まなければならないとしても、「何ら問題はない」と言えるのか、と聞きたい。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版韓国の水は、日本の多くの地域の水に比べてミネラルが多いようですね。
日本人は、そのような水を飲むとたいていお腹を壊してトイレ生活を余儀なくされます(ヽ´ω`)