【社説】ブランド業者のカモにされる韓国人
韓国はいつからか世界のブランド品メーカーの得意客となった。日本人が1970-90年代に世界第2位の経済大国に浮上した力を背景に、世界でブランド品を買いあさった時期が終わりを告げるころ、韓国人はそれに追随するように、世界のブランド店の主要顧客となった。最近も経済が低迷する日本を追い抜いて世界第2位の経済大国となった中国の買い物客の後を追うように、韓国人はブランド品店をはしごしている。
韓国人は海外だけで羽振りがよいわけではなく、韓国国内でもブランド業者のターゲットだ。欧州の有名ブランド業者は、欧米で302万-309万ウォン(約20万9000-21万4000円)で販売しているハンドバッグを韓国では465万ウォン(約32万1000円)で販売している。韓国人はハンドバッグ1個当たり156万-163万ウォン(約10万8000-11万3000円)余計に払っている計算だ。今年7月に韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)が発効し、8-15%の輸入関税が撤廃されたが、ブランド品の韓国での販売価格は値下がりしていない。むしろ、ブランド品業者は同じデザインの製品を新製品として売り出し、価格をつり上げてさえいる。
韓国でのブランド店の販売原理とは「高ければ高いほどよく売れる」だ。1000万ウォン(約69万円)以上のハンドバッグの購入予約者が約1000人に達し、通りでは数百万ウォン(数十万円)する高価なハンドバッグを3-5秒ごとに頻繁に目にすることから、高級ブランドバッグに「3秒バッグ」とか「5秒バッグ」などという別名まで付いた。
自分の収入以上の金額をブランド品につぎ込み、クレジットカードの支払いを他のカードのキャッシングで賄った末、結局は高利の貸金業者から借金する20-30代の若者も少なくない。到底ブランド品を買えないとなれば、コピー商品を持って歩く。さらには、財閥企業の経営者の娘たちは、独自ブランドの育成どころか、海外ブランドの店舗面積を増やし、ブランド品の消費を刺激している。
最近、フランスの新聞フィガロは「ソウルは東京に次ぐアジア第2のブランド都市だ」と報じた。同国の有名ブランド、ルイ・ヴィトンの会長は「韓国は売上高で世界4位の市場だ」と話した。経済規模15位の国がブランド品消費では4位というのだから、太っ腹もいいところだ。
ブランド品の本場フランスの人々は、安い商品で独特の個性やスタイルを表現する美的感覚を評価する。ほかの先進国でも全身をブランド品で固めて歩くのは、芸能人か成り金しかいない。ブランド品の価格つり上げをなくすためには、消費者団体による監視も重要だが、根本的な療法は分不相応な韓国人に分相応さを教えることではないか。