アニメはいわば日本社会のPR大使のような存在でもあるのだ。
アニメが広げた、日本人には常識だけど、世界ではそうではないものに「お弁当」がある。お弁当は、いまや「OBENTO」とそのまま日本語で表記される世界語になっているのだ。「KARAOKE」などといっしょである。

▲お弁当箱はプレゼントされたものだという
アニメには学園生活が描かれることが多い。授業中のシーンでは登場人物の会話を描くことは難しいので、必然的にランチタイムのシーンが多くなる。背景美術に凝りに凝るのが日本アニメの特徴。お弁当の中身もそれはカワイく描かれることが多いのだ。
これに海外の若者たちが食いついた。最初にブームになったのはお弁当箱。パリなどでは、オシャレ雑貨ショップなどでも日本製のお弁当箱が売られている。
だが、親が子供にお弁当を作るという習慣は海外にはほとんどなく、海外のアニメイベントなどでは、お弁当箱にパスタなどを詰めてくる若者と私も出会ってきた。 そして、とうとう日本で売られているお弁当箱に自分で作ったお弁当を詰めて学校に通う女子にモスクワの大学で出会ったのだ。

▲ロシア女子学生お手製のお弁当

▲筆者もこんなメニューを購入。やはりボルシチは外せない
二段重ねのお弁当箱に、野菜やデザート、写真には写っていないがレタスの下には豚肉のソテーが入っていた。楊子が刺さっているのはチョコのデザートである。彼女はそのデザートを私にひとつくれた。なんだか高校時代に戻ったような気分になる。ライスだけ彼女は学食で購入していた。
「まだ日本人のように上手に作れなくて…」

▲お弁当だけど、やはりフォークとナイフ
日本のアニメは歴史から現代社会までありとあらゆることをテーマにしている。その奥行きの深さこそが日本アニメの大きな特徴であり、だからこそ海外で圧倒的な支持を受けている。
日本人には当たり前のものが海外では当たり前でない。
日本は日本にしかないオリジナルなものを創り出す国。海外が日本を評価するポイントを、いま一度認識するためにも、日本文化がどんなふうに世界に広がっているのか、海外の人たちの目線でその魅力を再確認することは、われわれ日本人自身の未来のためにも重要なのだ。

▲ロシアの大学の学食。カフェテリア方式。。

▲翌日はロシアの伝統的なお菓子をたくさん持ってきてくれた
http://asianbeat.com/ja/jpopculture/jpc039.html
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