下のスレッドでは情報が不確かでどうも要領を得ないし、レスが推論の域を脱していないように思う。

少し調べてみた内容を書きたい。
まず、最高速度を出したのは、新幹線のベースのCRH2ではなく、ドイツシーメンスのVelaroベースCRH3である。
営業設計速度350km/hのCRH3であるので、350km/hの営業運転はなんら問題ないレベルだろう。
1069kmと言われるこの区間をノンストップでは2時間57分、そうでないものは3時間45分で結ぶとされている。
3時間8分で結ぶという記事もあるので、2または3駅ぐらい止まるものもあるのだろう。
開通後のニュース記事では、10分早い2時間47分で着いたと報道されていた。なんともアバウトな運営であるw。
ノンストップなので営業平均速度は時速341km/hにまで伸びている。計算すると区間は950kmとなり、1069kmとの辻褄が合わない。広州の本来の終着駅の広州南駅ではなく、当座は広州北駅だからだろうか。
問題はCRH2もこの路線に導入されていることである。以前にも北京・天津間の高速鉄道にCRH2が導入され、300km/h以上の営業速度で走らせて日本側の抗議で取りやめになった。しかし、今回は、国産技術という主張を強くしている。今回も日本側の抗議があるのだろうか?少し前に川崎重工業がE2ベースの新幹線技術を供与した中国企業に対し、中国政府が350km/hの車両を発注した
というニュースが流れたが、抗議を恐れての布石のような気がしてならない(つまり、今のところCRH2で350km/hの車両はないと思うのだが)。
300km/hの高速鉄道は中国では2番目だが、今度は最初の時と同じくらい注目されている。北京・天津間も設計上350km/hではあるが実際の営業速度は330km/hだからというだけではない。北京・天津間は分類上、短距離の都市間鉄道(InterCity)であり、武漢・広州間は、長距離の旅客専用線という違いがある。高速の旅客専用線は、昨年から続々と開通していて、多数のCRH2が導入されているニュースが流れているが、これらは営業速度が200から250km/hまでである。300km/h以上の旅客専用線は、武漢・広州間が始めてなのである。この当たりは、英語のWikipediaを参照してね(http://en.wikipedia.org/wiki/High-speed_rail_in_China)。
300km/h以上の旅客専用線は、明日(28日)もう一本開通する予定になっている。黄河沿いに西に伸びる鄭州・西安間(480km)である。実際、開通するかどうか、ニュースが流れてこないので定かでない。
開通当初は、350km/h対応の車両が導入されず、CRH2で運行されそうなので扱いが小さいのだろう。
下のスレッドで信号システムの懸念があったのでこれも調べてみた。武漢・広州間について、どんな信号システムが導入されたかの記載はないが、先に導入された北京・天津間は分かっている。ETCS(European Train Control System) Level -1で、シーメンスからの技術導入である。ETCS Level-1は韓国も導入に前向きとある。
今回、武漢・広州間を開通させるに当たり、安全確認に2年必要とシーメンスは言っていたが、半年で開業させている。
これは単なる安全軽視なのか?中国は無線でやり取りするETCS Level-2の導入にも前向きとされているが、もしかすると2年というのはこの導入にあったかもしれない。それを諦め、従来のLevel-1に戻したとも考えられる。ここはよく分からないところだ。
