[北海道新聞 7月31日(土) 夕刊1面より]
沖縄のバスで夏の宗谷観光
「閑散期」の余力拝借
新型5台、運転手、ガイドも
夏の観光シーズンのピークを迎えた宗谷地方で、沖縄の観光バスが活躍している。琉球バス交通(豊見城)と那覇バス(那覇)の車両、スタッフが宗谷バス(稚内)に装いを変え、道北の観光地を案内している。沖縄で夏場に余る車両や人員を有効活用し、宗谷バスは繁忙期に車両や人員を確保することができる。厳しい経営環境下にある日本のバス業界で、北と南の会社による画期的な取り組みだ。
稚内港フェリーターミナルの観光バス駐車場に、白地に虹をイメージしたデザインのバスが止まっている。車体の横に「SOYA BUS」とあるが、後部には「沖縄ふそう」のステッカー。沖縄から来たバスだ。
第一交通産業グループ(北九州)の琉球バス交通と那覇バスは、2008年にバスガイドを、09年から運転手も派遣。今年は6月から新型バス5台と運転主任、ガイド9人が来ている。
提携は、同グループと宗谷バスの双方と取引のあるタイヤ販売会社(東京)の社長が仲介した。夏の沖縄観光は航空運賃が高いため団体客が少なく、観光バスの需要は秋、冬の繁忙期の3割。沖縄の2社で役職を兼ねる大城逸雄統括観光部長は「車が車庫にいても稼ぎはない。新たな収入源にしたかった」と狙いを話す。
宗谷バスの50台の貸し切りは夏にフル稼働だが、多くは15~20年前の製造で故障の修理代もかさむ。「新型は1台4、5千万円かかり、手が出ない」(中場直見専務)。琉球バス交通は昨年、新型を20台導入しており、宗谷バスに1日1台約1万1千円で貸した。バスはフェリーで那覇から名古屋経由で苫小牧に運び、5台の往復の輸送費約300万円は折半した。
オレンジと青の宗谷バスカラーと違うため、旅館に到着しても「宗谷バスさん、着いていないんですけど」と営業所に電話があったこともあるという。
沖縄から来た運転手とガイドは、道路が覚えやすい利尻・礼文島を担当。琉球バス交通の運転手比嘉繁さん(55)は「沖縄には山がないから、利尻山を横目に走るのは気持ちがいい。ずっと住みたいくらい」と笑った。
車両、スタッフとも沖縄でバス需要が高まる10月を前に、最北の地を後にする。

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繁忙期の異なるエリアの会社同士が相互に補完しあうとは、興味深い試みですね。
( ´・ω・)b
参考までに地図をば。

ものすごい距離を運ぶもんだねぇ。
緯度だけ見ても、那覇が北緯26度13分、稚内が北緯45度25分ですか。
( ゜д゜) ホェー
沖縄の運転手さんは「ずっと住みたいくらい」なんて嬉しくなることを言ってくれてますが、
果たして、厳寒の道北の冬を体験しても、そんなことを言ってられるんでしょうかね?
( ´・∀・) ケケケ
~ 以上 ~