【関西の議論】
パンチラ・ビキニ姿“萌え美少女”電車が堂々と街を走る…アニメ「中二病」キャラ大展開した「京阪電鉄」の挑戦と滋賀の〝寛容〟
2014.5.3 12:00
人気アニメ「中二病でも恋がしたい!」の登場人物をあしらったラッピング電車が、大津市の京阪電鉄・大津線を快走している。外観はもちろん、内装もつり革一本一本に至るまで特注のデザインが施され、ファンにはたまらない…とはいえ、描かれている二次元美少女たちはパンチラ寸前のミニスカートやビキニの水着姿。通勤客や沿線の人たちには刺激的過ぎるような気もするが、こんな挑戦が許される背景には、大津線ならではの秘密があった。
(加藤園子)
青が基調の「妄想世界バージョン」(上) 「機動戦士ガンダムAGE」(中) ピンクが基調の「日常の高校生活」バージョン車両(下)
ミニスカ、コスプレ、レオタード
まず目に入るのは(というか、つい見てしまうのは)、電車のボディーに描かれた登場人物たちの大きなイラスト。小鳥遊六花(たかなしりっか)、丹生谷森夏(にぶたにしんか)、五月七日(つゆり)くみん、凸守早苗(でこもりさなえ)、七宮智音(しちみやさとね)ら“個性的な”名前のキャラクターがミニスカ姿で横になったり、足を広げ気味に飛び降りたり。のぞき込めば「見えそう…」な、絶妙なポーズが視線をくぎ付けにする。
車内も凝りに凝っている。壁にはハートや星などそれっぽい模様が全面に入り、乗車扉や連結口、網棚の上、つり革一本一本まで「中二病」満載だ。
特に網棚上の天井付近には約60種のイラストが描かれ、制服はもちろん、サンタのコスプレや水着、レオタード姿のいたいけな美少女たちに萌える。
またつり革は、表側に六花の絵が描かれ、裏側に「これであなたとは契約完了」と書かれるなど、各キャラとそのせりふを組み合わせた“演出”が施されている。
電車は2両編成で、1両はピンクを基調とした「日常の高校生活」バージョン。もう1両は青を基調とし、「中二病による妄想世界」を表現しているのだとか。ひとたび足を踏み入れれば、「中二病」の世界にどっぷり浸れる。
ただ、中づりだけは通常の広告で、“萌え絵”に交じって寺院や百貨店のポスターが並ぶ。これはこれで貴重なコラボだ。
京阪石山駅、穴太駅などがモデル
「中二病でも恋がしたい!」は、同名ライトノベル(軽妙な文体で、表紙や挿絵に萌え系の絵を多用した小説)が原作のアニメ。「中二病」という言葉は、思春期の背伸びしがちな言動を揶揄したネットスラングだ。
ストーリーは中二病だった高校1年の富樫勇太と、同学年で現役中二病の小鳥遊六花らが繰り広げる、笑いあり涙ありの学園ラブコメディー。大津線の京阪石山駅や穴太駅など実在の駅周辺をモデルにした背景が描かれている。
第1期は平成24年10~12月にテレビで放送され、25年秋に映画が公開された。今年1~3月には第2期の「中二病でも恋がしたい!戀(れん)」が放送された。
全編成の半分がラッピング電車!
大津線は、京阪電鉄の路線で、主に大津市内を走っている。このラッピング電車がお目にかかれるのは、大津線のうち、石山寺-坂本駅間の石山坂本線(石坂線)だ。
石坂線は、京阪の中で最もラッピング電車の運行が多い。9年、NTTが市外局番変更PRのためにラッピング電車を走らせたのが始まりで、しばらくは、行政機関が広告主となった国勢調査や公的行事など“お堅い”告知のラッピングがほとんどだった。
それが、大津線を所管する京阪電鉄・大津鉄道部が18年に専用のプリンターを導入し、低価格でラッピング広告を受け付け始めると、民間の企業や団体などからも発注が増加。地元のまつりやスポーツイベントなどの広告に加え、「まんが日本昔ばなし」「きかんしゃトーマス」「機動戦士ガンダムAGE」「ちはやふる」など漫画やアニメのイラストをあしらった電車が走るようになった。
石坂線のラッピング電車は、今年度予定分も含め、18年間で155件にのぼる。特に22年ごろからは年間で20件前後のラッピング電車を企画。同鉄道部の担当者は「今では、15編成のうち半分以上がラッピング電車。他の鉄道会社と比べても多いのではないでしょうか。沿線のみなさんも『また新しいのが走った』と、当たり前に受け止めていただいています」と話す。
大津の寛容さに支えられて
京阪によると、京都市内や大阪府下を走る本線をはじめ、他の路線でもラッピング電車を運行しているが、ここまで“連発”できるのは石坂線だからこそ。その理由は、石坂線は2両編成のため、ラッピング材を用意するのが少なくて済むこと。さらに大津の寛容さがあげられる。お隣の京都は景観規制が厳しく、京都市内を走る路線では派手なラッピングはタブーだが、大津はそれほど厳しくない。
加えて、滋賀県が18年度から全日制普通科高校の通学区域をなくしたことで、沿線に高校の多い石坂線は通学客が増加傾向。マンションも増えており、鉄道が地元の足として確立している。このため安定した経営基盤に支えられ、遊び心を楽しむ余裕もあるのだという。
「けいおん!」にあった拒否感が…
こうした背景もあり、大津の街にすっかりなじんだラッピング電車。これまで地元だけでなく県外からも大きな反響があったのは、「中二病」と同じく滋賀県が舞台となった人気アニメ「けいおん!」のラッピング電車だった。
23年8月に走り始めたところ、発着駅の浜大津駅近くには一眼レフカメラを持ったファンとおぼしき男性らがずらり。イラスト入りの特製乗車券を限定で7千枚販売すれば、初日にファンが約500メートルも列をつくった。
ただ実は(というべきか、やはり、というべきか)、ラッピングに対する苦情もあった。「けいおん!」は「中二病」に比べてソフトなデザインだったが、まだ沿線に“免疫”がなかったせいか、「落ちつかへん」「乗っていられない」といった意見が繰り返し寄せられた。「中二病」も刺激的であるがゆえ、賛否はあるようだ。
ラッピング電車といえば大津線
それでも、「ラッピング電車での『聖地めぐり』や特製乗車券の売り上げが期待できる」と京阪大津鉄道部の担当者。若年層を大津に呼び込むという、地域おこしのねらいが大きいようだ。
5~9月には、全国の鉄道会社の制服を着たキャラ「鉄道むすめ」をあしらった、萌え系イラストのラッピング電車を走らせる予定だ。「大津線を広く知ってほしい。いつか『ラッピングといえば大津線』と言われるようになりたいですね」と担当者。
滋賀は、「けいおん!」のファンが舞台のモデルとされる旧豊郷小学校(豊郷町)を、競技かるた漫画「ちはやふる」のファンが“かるたの殿堂”近江神宮(大津市)を訪れるなど、聖地巡礼が盛んな土地柄だが、「中二病」ラッピング電車が加わり、新たに巡礼地が増えそうだ。
網棚の上のスペースにはイラストがずらり
ピンクが基調の「日常の高校生活」バージョン車両
網棚の上のスペースには水着姿のイラストも
乗車扉の内側。車内はイラストだらけ
青を基調とした「妄想世界バージョン」の車両
「『極東魔術昼寝結社』へようこそ」と書いてある。分かる人にはたまらない
妄想世界バージョンから日常バージョンへの連結口。「現実世界へ戻るというのか…!」と書いてある
車内では寺院のポスターと萌え絵の同居も
つり革にまでイラストが。裏にはキャラクターのせりふが書かれている
「これであなたとは契約完了」。表には六花が描かれている
「けいおん!」のラッピング電車
「機動戦士ガンダムAGE」のラッピング電車
「ちはやふる」のラッピング電車
石坂線のラッピング第1号の「NTTゴッピー号」
滋賀県警と連携した「パト電」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140503/wlf14050312000007-n1.htm
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中二病は一回も見たことないからなぁ。
あまりに痛々しそうで。
( ´・ω・)
・・・けいおん電車、乗りたかったなぁ。
( ´-д-)
~ 以上 ~
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(おまけ)
私は通ではないようです。
こんなの知らん。
( ´・д・)p
“幻”の「五新鉄道」 知っている人はかなりの通です
2014.4.20 12:36
遺構を地域活性化に 民間団体がイベント開催
奈良県五條市から紀伊半島を縦断し、和歌山県新宮市に至る壮大な鉄道として計画されながら、実現しなかった“幻”の五新鉄道。建設予定地だった五條市西吉野町では、地元住民や有識者でつくる民間団体が3月末、木製レールを敷いておもちゃの電車を走らせるイベントを開催した。点在する五新鉄道の遺構などを地域活性化につなげるのが狙いで、こうした取り組みを市も後押しする方針だ。(山本岳夫)
県外からの参加者も 「もっと人が集まるイベントを」
川沿いに延びる道路に敷いた木製レールを、おもちゃの電車が車体を揺らしながら走る。子供たちは歓声を上げて追いかけた。
イベント会場になったのは、梅林で知られる西吉野町の賀名生(あのう)地区。現在は路線バスの専用道路だが、五新鉄道跡でもある。
企画したのは、市内のまちづくりNPO法人の理事長を務める山本陽一さん(67)や、奈良先端科学技術大学院大(生駒市)の新名惇彦(しんみょう・あつひこ)・先端科学技術研究推進センター特任教授らでつくる有識者懇談会。平成24年の発足以来、初の本格的な地域活性化イベントとして開催した。
天候にも恵まれ、静岡や香川など県外からの参加もあり、約50台のおもちゃの電車が持ち込まれた。
妻と幼稚園児の長男を連れて訪れた五條市内の男性会社員(36)は「五新鉄道のことは何となく知っていました。バス専用道路になっているだけではもったいないので、もっと人が集まるイベントをすればいい」と話した。
国鉄路線として計画→バス→一部は未完成のまま廃止
五新鉄道の構想は明治時代末期にさかのぼり、当初は国防の目的で、その後は沿線の吉野杉の木材などを輸送する目的で、現在の五條市から和歌山県新宮市まで100キロ以上を結ぶ国鉄路線として計画された。
昭和14年には五条-生子(おぶす、五條市)までの5・5キロが着工したが、戦争で一時中断。戦後の34年、ようやく五条-城戸(じょうど、五條市西吉野町)間の11・7キロの路盤が完成した。
ところが、計画が紆余曲折を経た間に、社会情勢も大きく変化。鉄道の駅よりも多くの停留所を設置できるバス路線化の構想が浮上し、暫定的な使用として40年、五條-城戸間の路盤を利用して国鉄バスが運行を始めた。
その後は、国鉄の再建問題や赤字路線廃止などの流れもあり、城戸より先は完成せず、廃止された。
衰退を食い止めたい 地元の願い
平成14年には、鉄道跡地を所有する五條市から奈良交通が委託を受け、路線バス「五條西吉野線」の専用道路に。平日は1日5往復、土・日曜は1日1往復を運行している。
年間1万3千人ほどの利用があるが、沿線の少子高齢化もあり、このままでは衰退の一途をたどる可能性もある。懇談会が今回イベントを企画したのは、こうした衰退傾向を食い止めるのが狙いだ。
山本さんは「最終的には軽便鉄道を走らせて木を運び、観光にもつなげたいとは考えていますが、簡単にはいきません。まずは五新鉄道について多くの方に知ってもらいたい」と話す。
地元の連合自治会長の辻内近司(ちかし)さん(64)は「今回のようなイベントが恒例行事になれば、多くの人に来ていただける」と地域活性化に期待する。
イベント会場には太田好紀市長も姿をみせ、「市としても、五新鉄道を身近に感じていただけるようにバックアップしていく。ここを遺物とせず、有効に活用していきたい」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140420/wlf14042012360020-n1.htm
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奈良・五條 バスなのに電車気分 さらば〝幻〟の五新鉄道跡 トンネル老朽化で廃止へ
2014.8.18 13:49
バス専用道のトンネルを抜けて川にかかる橋を走る路線バス=平成17年、奈良県五條市
奈良県五條市から和歌山県新宮市までの100キロ超を結ぶ鉄道として計画されながら、旧国鉄の経営悪化などで実現しなかった“幻”の「五新鉄道」跡を活用した路線バス専用道が9月末で閉鎖されることが、18日分かった。紀伊半島の山間部に残された鉄道跡を管理する五條市が、トンネルの老朽化を理由に廃止を決めたため。バスを運行する奈良交通は10月から並行する国道にルートを移すのを前に今月下旬、専用道のお別れツアーを企画。現行ルートがなくなることを惜しむファンらの参加申し込みが相次いでいるという。
五條市などによると、五新鉄道は旧国鉄による山間部の木材などの運搬を目的に、現在の五條市から新宮市まで紀伊半島を縦断するルートが戦前に計画された。戦中の物資不足による中断を経て昭和34年、五條市内の五条-城戸(じょうど)間で路盤11・7キロが完成したが、旧国鉄の経営悪化や自動車の普及などにより鉄道計画は断念された。
五條市霊安寺町から同市西吉野町の城戸地区までの約9キロにある路盤にはトンネルや橋が残され、旧国鉄バスが専用道として利用する形で昭和40年から路線バスを運行。平成14年から奈良交通が引き継ぎ、現在は平日5往復、土・日曜、祝日は1往復で運行。年間約2万人が利用している。
だが、五條市が25年度にトンネル6カ所を調査したところ、昭和34年完成の衣笠トンネル(同市西吉野町)の老朽化が激しく、修理に多額の費用がかかることが判明し、専用道の廃止を決めた。並行する国道168号に運行ルートを変更するという。
五新鉄道跡は、1997年に仏カンヌ国際映画祭で奈良県出身の河瀬直美監督がカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した「萌の朱雀」の撮影地にもなった。専用道の沿線には山村や渓谷が広がり、バス1台がぎりぎり通れるような小さなトンネルなどもあり、ファンも多い。
ブログで乗車リポートを書いている奈良在住の鉄道ファン、伴美家(ばんびや)羽寝(はねる)さん(46)は「山間部の険しい場所に鉄道を通そうとした先人の夢の跡。一般道と交差する箇所にある踏切のような柵や、電車の行き違いを想定したような広い空間があるなど、鉄道に乗っている気分になれる」などと廃止を惜しむ。
こうした声を受け、奈良交通は昭和41年製のボンネットバスを使用し、JR五条駅周辺から城戸地区までをめぐる約2時間のお別れツアーを企画した。空席があるのは今月26日と28日で、各定員26人。料金は大人2千円、子供千円。問い合わせ、申し込みは奈良交通総合予約センター((電)0742・22・5110)。
吉野川の手前まで完成していた「五新鉄道」の高架橋=奈良県五條市
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140818/wlf14081813490018-n1.htm