東京モノレールが50周年を迎えた。新しい時代の都市交通「跨座式モノレール」として、東京オリンピック直前の1964年9月17日に国鉄浜松町駅と東京国際空港(羽田)を結ぶ路線として開業した。現在の全長は17.8km、これまでに18.5億人の乗客を運んだ。
この50年は決して「快走」ではなかった。1978年に新東京国際空港(現在の成田国際空港)が開港すると、乗客数は激減した。その後、新型車両の導入など経営努力で乗客数は回復し、1997年には約6520万人/年とピークに達した。
しかし、1998年にライバルの京浜急行電鉄が空港ターミナル内に乗り入れを開始すると、再び乗客数は激減した。近年の乗客数は約4500万人/年を推移している。
親会社のJR東日本は、今年に入り羽田に乗り入れる鉄道新線の構想を発表した。このままでは、東京モノレールの乗客数は更に減ることが予想されるため、国土交通省の有識者会議では、JR東京駅まで東京モノレールを延伸する案が提示されている。
こうした熾烈な競争に打ち勝つため、施設面の増強も始めた。今夏、17年ぶりとなる新型車両「10000形」を導入した。羽田は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに更に発着回数が増加し、再国際化計画が完了する。そのため、大型荷物の置き場を拡充し、4カ国語表示の液晶画面を設置するなど外国人に利用者の利便性を高めている。

これは、1997年導入の「2000形」。

こちらは、1989年導入の「1000形」。

そして、今年導入された「10000形」。

側面のLED表示では、行先や停車駅も表示するようになった。

車内旅客案内システムはLCD表示を採用している。

ロングシートを増やし、車内を広くしている。

ボックス席。

こちらはロングシート。

運転台の計器類もLCD表示になっている。

この先も、東京周辺の空港は大きく変わっていきそうです。