
東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、東京メトロ)は26日、丸ノ内線に新型車両「2000系」を導入すると発表した。丸ノ内線では、1988年以来導入の02系以来の新型車両となる。2018年度に4編成導入し、2022年度までに53編成導入する。

2000系のデザインコンセプトは、「色-Color- 四季に映える鮮やかな挿し色」「形-Form- 活力あるTOKYOのカタチ」「機能-Function- 安心を支える先進の機能」。銀座線の1000系に続き、旧型車両に倣ったフルカラーボディを採用し、丸ノ内線のイメージカラーであるグローイング・スカーレットにサインウェーブをまとった車体デザインを採用した。

丸みを帯びた先頭形状を採用し、車端部の窓は丸窓とした。また、フリースペースには小物が置けるテーブルとコンセント2つを設置、スマートフォンやPCの利用を考慮した。

連結面や座席横の仕切り、荷棚を透明な強化ガラスとすることで車内の見通しを改善し、球面形状の天井パネルで開放的な車内空間を演出する。各ドア上部に17インチワイド液晶の車内表示器を3画面搭載し、乗換案内などの情報を提供。これまでより約1.4倍の冷房能力を持った冷房装置も導入するなど車内快適性の向上を図り、犯罪行為の未然防止のためセキュリティカメラも設置する。

技術面では、曲線走行時の安全性向上とキシリ音を低減する片軸操舵台車、大規模停電などの異常時に駅間で停止しても最寄り駅まで走行できる非常走行用バッテリー、万一脱線した場合に自動で列車を停止させる脱線検知装置、走行中の車両各装置の動作情報を車両基地や総合指令所などに常時伝送する車両情報管理装置を搭載し、安全・安定性向上に努める。また、新しい列車制御システムとして「CTBC」を搭載。2022年以降は、信号機ではなく沿線に新設した無線装置を介して、運転間隔を調整する。複数の電車の位置情報をもとにセンターサーバーが各電車の運行を制御、現在の1分50秒に1本からさらに運行本数を増やせるほか、ダイヤ乱れの速やかな解消が可能になるという。
