斎橋筋から1本東を南北に走る丼池(どぶいけ)筋。「うさみ亭マツバヤ」は明治26年(1893年)に誕生して創業120年を超える名店中の名店ながら、路面の佇まいは「もったいぶった老舗感」とは無縁。引き戸を開けて席に座り、サッと食べサッと帰る(けど、ええもん食う)……大阪の商売人の心根を体現しているような街のうどん屋を訪れ、隣にあるこれまた地元らしい和菓子店「船場虎屋」に寄った。
お昼どきはとてつもなくごった返すが、午後2時を過ぎると空気ものんびりしたものに変わる。この時間まで我慢できる人は我慢しよう。
奥の席は背もたれが付いていない代わりに店主・宇佐美芳宏さんが厨房で立ち働く姿が目の前に。役得ですな。
まずはきつねうどん。これは先代、宇佐美辰一氏(1915~2001)の著書『きつねうどん口伝』(ちくま文庫・絶版)から引用させていただく。巻頭の「序章 きつねうどんの誕生」から。
……寿司にもいなりずしがあるように、うどんもおあげさんを使った料理があっても不思議やないやないかということで、すうどん(かけうどん)に添えて、おあげさんと魚のすり身の天ぷらを竹の蒸し籠に盛って、売ったんやそうです。
せやけどお客さんがうどんの中に一緒に入れて食べはるんで、おあげさんをうどんの上にのせて出すようになったそうです。
「うまいもん好きの現場」や「それを観察して新しいものを生み出す料理人」はいつの時代でも面白いと感心していると、やって来ましたきつねうどん。
▲斜めにシャシャッと切ったネギの風味と食感も「120年以上現役」の理由だダシの風味がたまりません。揚げは仕込むのに大型の鍋に10枚並べ、それを10段重ねて昆布、砂糖、塩などで味付けをして(醤油は使わず)二番ダシで炊く…という道のりを経て余分な油を抜きここまでふっくらとなるようで、ほどよい柔らかさの麺とホンマにうまくマッチングしてるなぁといつも感嘆。
“かつお節は手に入らんようになってくるわ、醤油も少のうなってくるわで、あるもんを上手く生かそうと思て出来たんがおじやうどんなんです。これやと麺もご飯も半分ですみまっしゃろ。”
(宇佐美辰一『きつねうどん口伝』から「おじやうどん」)
という急場しのぎで生まれたメニューが今や大定番の横綱となっている。
これをどんな順番で食べるかがいつも迷うところだが、最近は必ずラスト3が「卵」「穴子」ときて、最後は肉厚のどんこ椎茸で「あ~今日もうまいもん食うたなぁ」と恍惚となる。皆さんそれぞれのラスト3を聞きたいものです。
▲冬はもちろん、夏場はクーラーで冷えたカラダを内側から温めてくれるので、汗だくになりながらもみな上機嫌に食べている。仕上げに入る卵、ネギ、甘酢生姜が華やかさもプラス。「うさみ亭マツバヤ」の恐るべきところは、メニューの多彩さだろう。
お客さんが飽きないようにとの配慮だが、デュラム・セモリナ粉を使った細麺の「まつばうどん」、葛でとろみをつけた「ナニワ焼きうどん」、細打ち麺を油で揚げた「ソフトうどん」などをぜひ、次回以降に食されるように。
▲初代・宇佐美要太郎氏の「要」、2代目・宇佐美辰一氏の「辰」が暖簾に。「天味無限」は「天然の味には限りがない」という2代目の名言から。「うまいうどん屋は丼も最高」を実証してくれたのがこの親子丼。
ダシの風味や卵の柔らかさに負けず、かしわの食感がお見事でした。感動して帰ってきたら同僚が「そんなんも知らんかったんか!?」。
そう、名店は「なに食うてもうまい」のだから、身近な人にあれこれ「好きなマツバヤのメニュー」を聞くのもどんどん世界が広がってたのしいと思います、はい。
前述の『きつねうどん口伝』を読めば、大阪のプロ中のプロが120年にわたって培ってきた、気が遠くなるような知恵と工夫の数々にひたすら感服するが、ご近所の人ならこの飽きがこない味に毎日でも出合える。うらやましいことだ。
▲3代目となる芳宏さんと奥さま。今日もごちそうさまでした。マツバヤは創業以来ずっとこの場所にある。右は明治末期に創業した和菓子店の「船場虎屋」。かつては淀屋橋近くの高麗橋4丁目にあったが、御堂筋をつくるための立ち退きに遭い、昭和初期にこの地に移転した。
季節の和菓子はもとより、気軽に買える「アンワッサン」(170円・税込)が人気。こしあん、つぶあん、白あんの3種類あり、売り切れ御免の人気だ。
▲この地で80年以上続く無敵のツーショット。今日はお土産に葛桜(1個140円・税込)を買って帰りました。
皆の歓声は言うまでもない。桜の葉ごといただきました。南船場万歳の一日。

【転載・お願い】
以前、時事・経済版に投稿されていたスレッドです。投稿者は「のらくろ」とあります。
この「のらくろ」というIDのスレッドは時事・経済版で多く、確認することができます。
あるIDの方が以前、「のらくろ」さんは二人存在するのか?という趣旨でこれと同じスレッドを
引用して別のスレッドを上げていらっしゃいました。

時事/経済
ライター 0 のらくろ作成日2012-04-20 05:21:06参照253
腹一杯食って 落ち着きなさい。
その時、現在の女性と思われる「のらくろ」さんは、以下のように反応しています。↓
ええ 確かに彼は嫌韓でした・・今もそうだけどwそれよりも真夜中の4時に 私を検索しまくるストーカーのアナタが気色悪いです。
お分かり頂けたと思いますが、彼氏のIDを使いまわしていることを実質認めています。ご承知の通り、IDの貸与は許されていません。いくら親しい間柄でもです。「のらくろ」というIDの現在の使用者を排除するつもりは、毛頭ありません。ましてや、誹謗・中傷もするつもりもありませんし、していません。使用者もしくは使用主体が変わったのであれば、今からでも遅くありません(4年間不正使用)正規のルールに則って、正式に新しいIDを取得され活動することを願うばかりです。このようなスレッドを上げると、私は非難や誹謗中傷の対象になります。ずいぶん嫌な思いもしました。「そのくらい!許してやれ!」「いいスレ上げてるんじゃないか!」「お前の勝手な言い分だろうが!」などです。判官贔屓でしょうか?ですが例えばですが・・・日頃、良識あると思われてる人が、恵まれない方に金銭的な援助をしたと仮定しましょう。ところが、その金銭は違法な方法で得たお金だとしたら?どうでしょう?それと全く同じとは言いませんが、主旨と主節は似てると思いませんか?そして運営側にも報告はしてありますが、会員であれば公平性を担保する上で自浄努力を促す権利があると思いこのようなスレッドを上げさせていただいています。そして以前、現在の「のらくろ」というIDの使用者は、私の投稿に対して「屁理屈」と発言したこともあります。「屁理屈」と認識する、この「のらくろ」というIDを使ってる方の「心根」が見えたような気もします。いくら良いスレッドであったとしても、いや、いいスレッドだからこそ、正式なルールに基づいて、新しいIDを取得されて今後もよいスレッドを投稿されることを期待します。※主眼は自浄努力を促すスレを上げています。この対応に対して、ご不満があれば運営側にご連絡してください。
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