
聴覚に障害がある選手らがプレーするU23(23歳以下)世界ろう者サッカー選手権大会の決勝が23日、セルビアで行われ、初出場の日本男子育成選抜はトルコに1-2で敗れ、準優勝に終わった。
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、選手はピッチに呆然(ぼうぜん)と立ち尽くした。開始早々に負傷者が出るアクシデントに見舞われた日本は、前半だけで2点を失う苦しい展開となった。それでも、0-2の後半18分、右FKから近いサイドに走り込んだ森重が右足で合わせてゴールネットを揺らし、反撃開始。その後も、細かいパスをつなぎ猛攻を仕掛けたが、トルコの強度の高い守備を崩し切れなかった。
デフサッカーの「U23ワールドカップ(W杯)」と呼ばれる今大会には9チームが参加した。1次リーグA組の日本は、初戦のセルビア戦を20-0で圧勝。勢いに乗ると、3勝1分けで同組1位で突破した。準決勝の英国戦では、試合終盤に挙げた1点を守り切り、決勝へ進んでいた。
チームを率いた森保洋監督は、6月開幕のW杯北中米3カ国大会に出場する日本代表、森保一監督の弟。大会前、指揮官は「(W杯の)前哨戦と思っている。僕らが先に世界一を取りたい」と語っていたが悔しい結果となった。それでも、選手らは世界を相手に堂々の戦いぶりもみせた。