やりよった
北朝鮮が弾道ミサイル、日本上空通過 政府「海に落下」
政治
2022年10月4日 7:32 (2022年10月4日 8:15更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA040E90U2A001C2000000/
政府は4日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。全国瞬時警報システム(Jアラート)は弾道ミサイルが日本上空を通過したとみられると公表した。「不審な物を発見した場合には決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡してください」と言及した。北海道と青森県を対象地域に指定した。
北朝鮮のミサイルが日本上空を通過するのは2017年9月15日以来。防衛省は午前7時46分、ミサイルは既に落下したと説明した。松野博一官房長官は首相官邸で記者会見した。
岸田文雄首相は関係省庁にミサイルが通過したと判断される地域に重点を置き、落下物などによる被害がないか速やかに確認するよう指示した。北朝鮮の情報収集・分析の徹底や米国・韓国などとの関係諸国と連携した対応も求めた。
北朝鮮から弾道ミサイル可能性あるもの 太平洋へ通過し落下か
2022年10月4日 8時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221004/k10013847211000.html
政府は、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表しました。
「すでに落下したとみられる」海上保安庁
海上保安庁は防衛省からの情報として「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と午前7時46分に発表しました。
航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
政府「太平洋へと上空を通過したものとみられる」
政府は、北朝鮮から発射されたミサイルについて、Jアラート=全国瞬時警報システムで、北海道や青森県を対象に「さきほど発射されたミサイルは 午前7時29分ごろ北海道や青森県から太平洋へと上空を通過したものとみられます。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい」と伝えました。
「日本の上空を通過した可能性」 政府関係者
政府関係者によりますと、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性のあるものは、日本の上空を通過した可能性があるということです。
政府 国家安全保障会議の閣僚会合開催へ
政府関係者によりますと、政府は、NSC=国家安全保障会議の閣僚会合をこのあと開くということで、これまでに入っている情報の報告を受けた上で、今後の対応などについて協議するものと見られます。
松野官房長官 午前8時10分をめどに記者会見
今回、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたことを受けて、松野官房長官は、午前8時10分をめどに記者会見を行うことにしています。
海上保安庁
海上保安庁は防衛省からの情報として「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と、午前7時29分に発表しました。
航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
防衛省
防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと午前7時27分に発表しました。
防衛省は日本への影響がないか情報の収集を進めています。
韓国軍の合同参謀本部
韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が東に向けて弾道ミサイルを発射したと、4日午前7時半ごろ発表しました。
韓国軍は、アメリカ軍とともに詳しい情報の収集や分析を急いでいます。
政府 緊急参集チームを招集
政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
北朝鮮 弾道ミサイルなどの発射 ことしに入って23回目
防衛省などによりますと、北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのはことしに入って23回目です。
これまでに、1月に7回、2月に1回、3月に3回、4月に1回、5月に4回、6月は1回、8月に1回、先月に3回、今月に1回、それぞれ弾道ミサイルなどの発射を繰り返しています。
特に先月下旬から今月初めにかけてはわずか1週間の間に4回と相次いで発射しています。
これまでの22回のうち、19回は弾道ミサイルと推定されもう1回も弾道ミサイルの可能性が指摘されています。
残りの2回は長距離巡航ミサイルなどと推定されています。
このうち、直近の今月1日に発射された弾道ミサイルについて防衛省は、北朝鮮西岸付近から2発を東方向に向けて発射したことを明らかにしています。
変速軌道で飛行した可能性があり、いずれも落下したのは日本のEEZ=排他的経済水域の外側と推定されるとしています。
Jアラートやエムネットでの情報発信は2017年9月15日以来
北朝鮮による弾道ミサイルの発射について、政府がJアラート=全国瞬時警報システムや、エムネット=緊急情報ネットワークシステムで情報を発信したのは、5年前の2017年9月15日以来です。
このとき、弾道ミサイルは北海道の渡島半島や襟裳岬付近の上空を通過しておよそ3700キロ飛行し、太平洋上に落下したとみられ、政府は、ミサイルの発射と上空通過、それに、推定される落下地点についてJアラートやエムネットを通じて情報を発信しました。
JーALERTとは
JーALERT=全国瞬時警報システムは、防災や国民保護に関する情報を、人工衛星を通じて瞬時に自治体に送るものです。
国からの情報を自治体の装置が受信すると、防災行政無線が自動的に起動して放送が行われます。
また、一部の自治体では、登録すれば携帯電話のメールで情報を受け取ることができます。
システムが作動してから最短では数秒で、情報伝達が可能だということで、現在は、すべての自治体で導入されています。
北朝鮮 日本海に向け短距離弾道ミサイルを相次いで発射
北朝鮮はこのところ、日本海に向けて短距離弾道ミサイルを相次いで発射していました。
先月25日に北西部ピョンアン(平安)北道のテチョーン(泰川)付近から1発、
28日に首都ピョンヤン郊外の国際空港があるスナン(順安)付近から2発、
29日に西部ピョンアン南道のスンチョーン(順川)付近から2発、
さらに今月1日には、ピョンヤン郊外のスナン付近から2発を発射していました。
ことしに入ってからの弾道ミサイルなどの発射はこれで23回と、過去にない異例の高い頻度で発射を繰り返しています。
北朝鮮は、去年1月に打ち出した「国防5か年計画」に基づいて局地的な攻撃に使う「戦術核」や、低空を変則軌道で飛ぶなど探知や迎撃が難しい多様なミサイルの開発を進めています。
北朝鮮ミサイル 過去には発射の約7~10分後に日本上空通過
北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本の上空を通過した過去6回のケースでは、発射のおよそ7分後から10分後に日本の上空を通過しています。
このうち、2017年9月15日のケースでは、午前6時57分ごろ、北朝鮮西岸のスナンから弾道ミサイル1発が北東方向に向けて発射されました。
そして、発射のおよそ7分から9分後にかけて北海道の渡島半島や襟裳岬付近の上空を通過し、発射からおよそ19分後に襟裳岬の東、およそ2200キロの太平洋上に落下したとみられています。
ミサイルの飛行距離はおよそ3700キロと推定されています。
また、同じ年の8月29日のケースは、午前5時58分ごろ、スナンから弾道ミサイル1発が北東方向に向けて発射されました。
そして、およそ7分から9分後にかけて、北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を通過し、発射からおよそ14分後に襟裳岬の東、およそ1180キロの太平洋上に落下したとみられています。
飛行距離はおよそ2700キロと推定されています。
このほか、2016年2月7日のケースでは、午前9時31分ごろ、北朝鮮北西部のトンチャンリから、事実上の弾道ミサイルが南へ発射されました。
そして、およそ8分から10分後にかけて沖縄県の先島諸島付近の上空を通過したと推定されています。
北朝鮮 日本上空通過の弾道ミサイル発射 今回で7回目
北朝鮮が日本の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射するのは5年前の9月15日以来で、今回で7回目です。
このうち、前回、5年前の9月と、前々回、5年前の8月の発射は、いずれもミサイルが北海道の渡島半島や襟裳岬付近の上空を通過し、太平洋上に落下したとみられます。
防衛省は、いずれも最大射程およそ5000キロの中距離弾道ミサイル級の「火星12型」としています。
このほか北朝鮮は、1998年8月と2009年4月に東北地方の上空を、2012年12月と2016年2月には沖縄県の先島諸島付近の上空を通過させる形で弾道ミサイルを発射しています。
一方、北朝鮮が事前に予告なく日本の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射したのは、今回で4回目です。
北朝鮮をめぐる最近の動き
核・ミサイル開発を加速する北朝鮮に対し、日米韓3か国は結束を示して強くけん制していました。
米韓両軍は、およそ4年ぶりとなった本格的な野外機動訓練を含む合同軍事演習のあと、先月29日までの4日間、日本海で共同訓練を実施しました。
また、先月30日には、アメリカの原子力空母も投入して日本を含めた3か国による共同訓練が、日本海で5年ぶりに行われました。
さらに、アメリカのハリス副大統領が先月29日、南北を隔てる非武装地帯を視察し「北朝鮮には残忍な独裁政権と人権侵害、非合法な兵器開発がある」と厳しく非難したほか、韓国のユン・ソンニョル大統領も今月1日、軍の創設記念日の演説で「アメリカとの合同演習をより強化し、北の挑発と脅威に対応する『行動する同盟』を具現化していく」と述べ、北朝鮮を強くけん制していました。
一方、北朝鮮は、先月の最高人民会議で、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択し、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が「絶対に核を放棄することはできない」と演説するなど、非核化に応じない姿勢を鮮明にしていました。
Jアラート=全国瞬時警報システムで、北朝鮮からミサイルが発射されたとみられると伝えられてから30分がたちましたが、NHKの映像からは、地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」が配備されている東京の防衛省の周辺で、特異な動きは確認できません。