いつもは自動車板にいるhakusanです。
昨年の夏にKTXの騒音の事を書いたら青組のpokebeさんから強力な反論があったので、実際に測定してきました。
今回、使用した測定器とルートはこちら!


まず、成田から釜山に飛び、KTXでソウルまで移動。ソウルから羽田に戻り、羽田から国内線の飛行機で福岡へ飛び、福岡(博多)から新幹線で東京に戻る、2泊3日の行程です。
hakusanは、東京在住なので、大阪までの新幹線には、よく乗るんですが、東京-大阪間の新幹線の最高速度は、最新のN700系でも270km/hまでなので、公平を期すため最高速度300km/hが出せる山陽新幹線で計ってきました。
本当は、ソウルから博多に、直接、飛びたかったんですが、席が取れなかったんです。
結果をお知らせする前に、いろんなところの騒音の測定結果を紹介します。
まず、上の騒音計の写真は、私の部屋の騒音ですね。深夜で、PCは止めてありますし、息もしていません。息をすると30dbまであがります。
続いて、飛行機の中です。

こちらは、オランダに行くJAL国際線のボーイング777のプレミアムエコノミーシートです。場所は、ちょうど、主翼の上あたりですね。ところが、同じくボーイング777でも後ろ側のエコノミーシートになると、かなりうるさくなります。

これは、羽田から福岡までの国内便ですが、オランダまでの国際線でも、後ろ側は5dbほど騒音が大きくなりましたから同じ程度ですね。騒音が気になる方は、空の上からの景色は楽しめませんが、前側の、主翼の上の席をどうぞ。
もちろん、お金がある方は、もっと前のファーストクラスや、ビジネスクラスに行けば、もっと静かなはず・・。計っていないから本当のところは、わかりませんが
機体の違いでは、ボーイング747は、777と同じくらいですが、737は90db近くになりますよ。737は近距離用だから、我慢しましょう。
自動車の中の騒音は、この程度です。

自動車の中の騒音は、道路の状態によって大きく変わります。この写真の道路はかなり良い状態で、見てのとおり、時速99km/hで73.7dbです。車は、初代のプリウスで、それほど音が大きい車でも、静かな車でもありませんから、この音量は、普通の乗用車のレベルと言って良いでしょうね。
さて、KTXの騒音測定値をお知らせします。


GPSの表示が見難いですが、測定した場所は、36°45’25.6”N、127°07’00.0”Eです。
さて、一方の新幹線は、こちら。

うーん微妙です。
飛行機と違って、列車は橋があったり、防音壁があったりして、走行中の条件が刻々変わるので、騒音計の表示が安定せず、かなり測定値がばらつきます。
また、新幹線の場合は、車内に速度表示がないので、ネットでの情報から、おおよそ300km/hが出ているであろう位置で測定しましたが、正確な速度はわかりませんね。
GPSの測定値から速度が出せるはずなのですが、このGPSからデータを取り出す簡単な方法を知ってる方がいましたら教えてください。

トンネルや防音壁がない、比較的安定したところの騒音を取り出して、比較すると上のグラフになります。これを見ると、若干KTXの方が、騒音が大きい傾向が見られますが、測定の信頼性も加味すると、この差は微妙です。
ちなみに、新幹線のトンネルの中での騒音は非常に大きいです。新幹線は、トンネルの大きさがKTXよりも小さく、車体が壁に近い感じがします。その分、騒音の面では、KTXよりも不利ですね。
GPSの位置情報が表示されていないのは、トンネルの中では電波が届かないからです。

ネット上での韓国旅行記などを読むとKTXは静かだと書いている方が多いです。私も、釜山-ソウル間では、KTXの方が静かで優雅な感じがしましたよ。
しかし、その印象は、KTXは遅いからだと思います。
新幹線は、博多-東京間の約1,175kmを4時間51分で走りますから、平均速度は約242km/hになります。一方、KTXは釜山-ソウル間の約409kmに2時間44分を要しますから、その平均速度は、たった150km/hで、ようやく最高速度の半分です。
実際に乗ってみると300km/h近くの高速で走っている区間は、ごくわずかで、全乗車時間の20%にも満たないと思います。そのほかの大半の区間は、普通の特急列車並みにゆっくり走っていますから、全体としての印象は、音も静かで、優雅な感じがするんでしょう。
さて、こちらはKTXの本家、ヨーロッパを走っているThalysです。

騒音を計ったのは、手前側のパリ-アムステルダム間の車両です。

KTXと同じくらいですね。

パリへの到着は、20分近くも遅れました。日本の新幹線は、時間に正確ですね。
お待たせしました。ようやく、GPSのデータの読み出しができました。
まずは、KTXと、N700の時間別速度をお知らせしますよ。


このグラフに、騒音計のデータを載せればできあがりです。
今週末までには、お知らせします。
請う、ご期待。