インドネシアで羽目を外したバスケットボール選手を見て、ふと思い出したのです。
あ、私が買ったのではないですよ。
バンコク発朝8時台の飛行機に乗るべく、ホテルを6時前にチェックアウトして、小雨の中をホテルの前でブラブラしていたのです。もうバンコクもおしまいかと。
そうしたら一台のタクシーが滑るようにホテルの車寄せに入ってきました。
助手席には女の人で、後ろの席に日本人男性。その日本人男性はスエットの上下とサンダルで、降りるなり小走りにホテルに入っていったのです。
なんだ、女は降りないのか、もう一台待つかと思ったら似たような車が二三台来て、眠そうだけどなんとなく満たされた顔のおっさんがホテルに入って行きました。今思えば、女はそういうお仕事の人で、言葉ができるのでお見送りのサービスまでしていたようなのです。
そうか、バンコクの朝はホテルへの朝帰りで始まるのか。そんなことを思ったのです。
まだ二十台半ばで、日本行きの飛行機もドンムアンから出ていた頃の話。