
さて、さらに次のディンを歩いて目指す。炎天下のもと、少々干からびてたのだけど。

のどかな田園。しかし暑い。

途中、フォーの店があったので立ち寄った。これで干からびずに済んだ・・・・・

牛肉のフォー。ハノイの店より量が多く、しかも安い。 100円以下。 これで美味しいから最高である。

しばし休憩。これで体力回復!

そして出発。 次の村、タイ・ダン村にやって来た。

そして目的地、ディン・タイ・ダンに到着。 しかし、門が閉まっていて中に入れない。このディンも17世紀建立、身舎柱80cmクラスの建物なのだが・・・・・残念、諦めるしかない。
ということで、今回は前置きばかりで中身無し、でしたw


ディン・バン(1736年)、ベトナム側からの拝借画像。
ところで、現在ベトナムで最も美しいと言われているディンが、上のディン・バンである。幅9間の立派なディンだが、自分が見たディンより洗練されている感じがする。そして柱の木割りも細くなっているようだ。時代が下るにつれ、変化してきたということか。 当初、ここを訪問しようと思ったが、その後BaVi県に17世紀のディンが3つ近在する場所があるのを知り、そちらを優先した。 自分としてはやはり、武骨で、著しく木太い建築が見たかったので。

ハノイ文廟・大成殿(阮朝時代)
その後、ベトナムは次の阮朝時代(1802年~1945年)になっても、柱の胴張りは失われていない。下から約3分の1の部分が最も膨らむ柱も、依然として存在する。ハノイの文廟は予想以上に立派な場所だったが、ほとんどの建物に同種の胴張りが見られた。ベトナム人はかなり後世になっても、この種の膨らみに愛着を感じていたのかもしれない。ただ、自分が見たディンより木割りは随分細くなっているし、相当洗練された感じがするけど。


でもやはり、自分が最も魅力を感じるのは黎朝時代の木造建築だ。特に今回見た2つのディンは柱が著しく木太く、魅力的な形と膨らみを持ち、さらに登梁も太くて不揃いで武骨な魅力を備えており、実に印象深かった。正直言って、今まで魅力的だと思っていた日韓中の建築が頼りなく感じてしまったほどである。

例えばこの写真は、福州市にある華林寺大殿(964年)だ。この建物は中国長江以南で最も古い木造建築であり、中国古建築のなかで自分が最も気に入っていた建物である。
内部空間の見事な上昇感や存在感のある組物、膨らみのある梁、全体的に木太い感覚、それらが作り出す古風な雰囲気がお気に入りの理由だったのだが、2つのディンを見てしまった今となっては、華林寺大殿ですら物足りなくなってしまった。唐時代の五台山・佛光寺大殿も見たが、2つのディンの方が遥かに古風で、存在感でも圧倒している。
・・・・・・ちょっと興奮気味だろうか?w でも、本当にそう感じたのだから仕方がない。ベトナムにはまだまだ古風な建築が多くありそうなので、いつかまた訪ねてみたいと思ったのであった。
