昨日伊豆から帰ってきました。今回は海水浴がメインの2泊3日の旅行でした。
皆さんのお気に召すかどうかわかりませんが、いくつかエピソード(※)を書いてみます。
※子供たちのコンピュータ・ゲームの熱中振りについては、本欄に以前掲載した通り、今回の旅行でも相変わらずでしたので、記載は省略します。
(第1幕)
初日は動物園に行った。家内がバッグからデジタルカメラを取り出して、最初の記念写真を撮ろうとしたとき、しまった、という顔をした。
「バッテリーが入っていない」。
これだ。ヤレヤレ、先が思いやられる。前日充電器にバッテリーを挿したままだというのだ。いまどき珍しい使い捨てカメラを購入せざるを得なかった(まあ、携帯電話でも撮れるけどね)。
(第2幕)
子供たちと海に入って暫く遊んだときのことだ。急に体を冷やしたせいか、腹の調子がおかしくなった。子供たちと一緒に、急いで海から引き上げることにした。ビーチパラソルのところに戻って、家内に言った:
「ちょっとトイレに行ってくる」
「じゃあ、ついでにコンビニに行って、アメを買ってきて」。
海に入っていると、口の中がしょっぱくなって、アメが欲しくなるからである。
「いいよ」
彼女は、息子の財布に小銭を足して、私に手渡した(私の体の異常に気づいていないようだった)。財布は、子供がなくさないように、紐で吊って首から下げられるようになっている。
私は迫り来る悲劇から何とか逃れようと、ホテルに向かって慎重に歩みを進めた(早足だと、振動で‘暴発’する恐れがあった)。幸い、海岸から宿泊ホテルまでは徒歩20秒くらいのところだ(海に近いという理由でこのホテルを選んだのだが、何が幸いするか、わからないものだ)。しかし、その20秒は1分以上かかったことになる。その時間の長さは永遠に続くかと思われた。
ようやく、フロントに辿りつき、
「○○号室に泊まっているのですが、トイレを貸してください」
と頼んだ。フロントの女性は、さぞかし面食らったことだろう。首からポケモンの財布をぶら下げた上半身裸の中年男性が、ポタポタと滴を垂らしながら、言うのだから・・。
「ど、どうぞ。あちらです・・・」
私は、やっと安心して腰を下ろしたのだった・・・。
(第3幕)
私は、トイレから出ると、近くのコンビニに行ってアメを買い、ビーチパラソルに戻った。その後は何事もなく進んでいった。
ホテルに戻って、大浴場で海の塩を洗い落とし、部屋で浴衣に着替えて、くつろいでいたときのことだった。突然家内が叫んだ:
「貴重品ボックスの鍵がない!」
えー?!。貴重品ボックスには、各種カードが詰まった我々夫婦の財布や、キーホルダーがしまってあった。
家内に尋ねると、鍵は先の息子の財布の脇ポケットに入れておいたという。なんで、そんな落ちそうなところに入れるんだ・・・。
しかたがない。日が暮れないうちに、私は浴衣から服に着替えて、昼間通った道を辿ることとした(もちろん、トイレも)。息子も興味深そうにしていたので、一緒に行ってそれぞれ「ホームズ」と「ワトソン」を演じた(さすがに虫眼鏡は持って行かなかった)。
「あった!」
見つかった場所はコンビニだった。店員が預かってくれていた。だとしたら、落とした犯人は私か・・・?
ところが、家内も、私がアメを買った後、お昼を買いに、同じコンビニに行っていたのだ。
ホテルの部屋で結果報告した後、私と家内はお互いに、犯人はアンタではないか、と腹の探り合いになった。
家内が、
「左右どちらのレジに行ったの?」
と追求してきた。鍵は、向かって左側のレジに落ちていたからだ(どうでもイイだろう、あったんだから・・・)。
私:「さあ、覚えてないなぁ」
左のレジだったと思うが、確信はなかった。何しろ、最大の危機を乗り越えた後だったので、注意力が散漫だった。
家内:「まぁ、私も左のレジに行っていたからね・・・」
と、矛を収めた。それ以上の追求はなかった。そこが夫婦というものだ、と私は思った・・・。
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と、まぁこんなところですか。他愛もない話ばかりで申し訳ありません。
もちろん、上に書いたようなことばかりではありません。息子たちが、海の波に洗われて、キャーキャー騒いだこととか、夜の海岸で花火をして楽しんだこと、道端で息子がクワガタを見つけて喜んだことなどが、良い思い出となりました。
(おまけ)
東京に帰る電車が夜8時だったので、夕飯は駅弁を買うことにしていたが、買いそびれた(車内販売はなかった)。私は昼を抜いてたので、極めて空腹だった。私は、むすっとした顔で家路についた。家内は、私に気を使って、家に着くや否や、速攻で持ち帰り寿司店に行って寿司を買ってきてくれた。
やっぱり我が家が一番ホッとする。