特許紛争:ハイニックス、米ラムバスに敗訴
最近SKグループに買収されたハイニックス半導体は、大量の特許を保有し、ライセンス料で収益を上げるIP企業の代表格、米ラムバスとの特許訴訟で多額の賠償金を支払わなければならない見通しとなった。
米連邦最高裁は22日、ハイニックスがラムバスを相手取り起こした特許無効確認訴訟で「ラムバスの特許を無効と判断する根拠はない」との判断を示し、ハイニックスの敗訴が確定した。このため、ハイニックスはラムバスに最高で3億9700万ドル(約316億円)の賠償金を支払わなければならない状況となった。実際の賠償額を決める裁判所の判決は、今年下半期にも確定する見通しだ。
今回の判決のポイントは、ラムバスの半導体設計技術は汎用(はんよう)技術であり、特許には当たらないとするハイニックスの主張が退けられたことだ。今回の判決には明示されていないが、問題の技術を無断使用した企業は、ラムバスに賠償金を支払わなければならないという意味を含んでいる。これに先立ち、一審(2009年)と二審(11年)は、ラムバスの特許権を認め、3億9700万ドルの賠償金の支払いをハイニックスに命じている。
ハイニックスは2000年、ラムバスがハイニックスに特許を侵害されたとする訴訟を起こすとの判断から、先手を打つ形で、ラムバスの特許無効確認訴訟を起こした。ラムバスが売上高の90%を特許ライセンス料で上げているIP企業だという点を踏まえた判断だった。
しかし、今回の連邦最高裁判決で、ハイニックスがすぐにラムバスに賠償金を支払わなければならないわけではない。連邦最高裁まで至る過程で争点となった2件の訴訟で、まだ判決が確定していない訴訟があるためだ。