韓国で最初にゴム靴を履いたのは?
【新刊】イ・イファ著『初めて会う韓国文化』(キムヨン社)
ゴム靴は、神戸の靴メーカーが伝統的な革靴や草履に似せ て作ったものを1916年に朝鮮に持ち込み
売り始めたのがきっかけで大流行した。当時、最初にゴム靴を履いたのは、昌徳宮に幽閉されていた
純宗皇帝だっ たという。日本のゴム靴は、数千年にわたって庶民が履きつづけてきた草履を一挙に
片隅に追いやるほど流行し、余りに需要が多く品切れ現象を起こすことも あった。ゴム靴は「平等な
履き物」だった。皇帝も、両班(朝鮮王朝時代の貴族階級)も、商人も、一般民衆も皆、ゴム靴を履いて
歩いたため、履き物だけでは 身分を見分けられなくなった。
日本で学んだ舞踊家の崔承喜(チェ・スンヒ)が短髪にして帰国した1929年以降、女性の間では短髪が
流行した。短髪に続いて流行したパーマは「電髪」または「パーマネント」と呼ばれた。当時、美容室で
パーマをかけるには、コメ2俵を支払わなければならなかった。
本書は、文化史を中心として古朝鮮から近代までの韓国史を記述した一冊だ。歴史学者として活動
する著者は「多文化社会への変化、伝統文化と外来文化の摩 擦・衝突などを解決していく知恵と知識を
本書から得ることができるだろう」と記した。平易かつ親切というのが、本書の強み。ただし、中学・高校で
韓国史 を熱心に勉強した読者にとっては、朝鮮王朝時代までの内容全般が、完全に新しいものとは感じ
られないだろう。332ページ、1万5000ウォン(約 1070円)。