
右側が瀬戸太平容疑者(21)
「決着つけよう」8人で山中へ 集団で暴行か
2013.7.18 12:14
逮捕された少年を移送する車両=広島県呉市
当初単独犯をほのめかした少女の供述から一転、少年少女5人を含む6人が17日、犯行に関与したとして新たに逮捕された。広島県呉市の山中に元同 級生(16)とみられる遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で無職の少女(16)が逮捕された事件。広島県警呉署捜査本部によると、うち数人は、元同級生 を集団で暴行したと供述しているといい、捜査本部は慎重に裏付けを進める。
捜査本部には同日午前、鳥取県米子市や広島市などに住む少年2人と少女1人=いずれも(16)=が出頭。同容疑で事情聴取するとともに、遺棄現場となった呉市の灰ケ峰に同行したとされる無職、瀬戸大平容疑者(21)と広島県内の少女2人=同=からも事情を聴いていた。
捜査関係者などによると事件当時、元同級生は多勢に無勢だった様子が浮かぶ。6月下旬、先に逮捕された少女を含む7人は広島市中区内で落ち合い、元同級生 を呼び出した。「(スマートフォンの無料通信アプリの)LINEで悪口を書かれ、腹が立った」。少女は、これまでの調べにそう供述していたが、「決着をつ けよう」ということになり、瀬戸容疑者の運転で、灰ケ峰に1台のワゴン車で向かったという。少女は「車内で口論になった」とも供述している。
遺棄現場は、最寄りのJR呉駅から車で約30分。木がうっそうと生い茂る細い山道を走った車は、山頂付近の遺棄現場近くで止まった。「車を降りて、元同級 生に暴行を加えた」。供述によると、元同級生に対し、集団で殴ったり首を絞めたりしたという。元同級生とみられる遺体は、山道からがけ下に投げ捨てるよう に遺棄されていた。
絶望のふちに陥ったとみられる元同級生。捜査本部は今後、当時の状況をさらに詳しく調べる。