Japan Business Press
2014.04.10
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40382
ネオナチ新世代の台頭
(記事抜粋)
総選挙の年を迎え、スウェーデン国内では各政党および政治団体の動きが活発化している。
現在非常に懸念されているのは、「ネオナチ」とされている極端な政治思想を持つ集団が、これまでの花火やガラス瓶、こん棒に加えて、最近はナイフ等の武器を所持し、文字通りMurderous Intentを持って反ファシストの動きを攻撃し、流血のバトルを繰り広げ始めた事だ。
スウェーデンではこの数週間、極右集団の若者らによる事件が相次いだ。
「新たなナチス世代の波が到来した」「この種の事件は今後ますます過激化する」と話していたが、この予想は年を改めてから極端化し、目に見える事実となってスウェーデン、北欧、そして欧州全体に共通する問題になっている。
今年に入り、イスラムのモスクやユダヤ教会、最近では学校現場でも「ハーケンクロイツ(卍)」「ハイル・ヒトラー」「ジーク・ハイル」、アナキズムのシンボルなどの落書きが散見されるようになって来た。
移民排斥を党是とするスウェーデン民主党は、2010年には国政選挙で初の議席を獲得し、最近の世論調査でも10%近い支持率を維持している。
つまり、スウェーデンでは、極右党が一般的な「政党」としての体裁を取るようになったという事だ。
極右勢力の伸張は、スウェーデンや北欧に限った問題ではない。欧州各国で、それらの勢力は、破竹の勢いで拡大している。
フランスでは先月地方選挙が行われたが、歴史的な棄権率を記録し、投票率は38.5%だった。フランソワ・オランド大統領が率いる社会党(PS)への支持率は低下する一方、目覚ましく躍進しているのは、フランス国民戦線(FN)などネオファシスト政党である。
同様の現象は、ギリシャやスペイン等の南欧、ハンガリーやルーマニア等、東欧でも顕著だ。
更に現在大きく懸念されている事は、極右勢力が国境を越えて互いに密な関係を形成している事だ。
正に、今、欧州は大戦前夜的な様相を帯びつつある。やはり「繰り返す」のは人類史の必然なのだろうか。
欧州のこのような雰囲気が、クリミア問題にも、影響しているんでしょうね。