【1日に2度電話・代表の携帯電話の番号要求・・・『実績意欲』課す】
2019.01.06 17:33 ソウル経済
■政府の『輸出実績圧迫』問題
入出港基準の調整方法まで指示
『輸出6,000億ドルに合わせ』無理な方法
『量的』成長への執着は捨てるべき
産業通商資源部が石油化学・鉄鋼・自動車部品業界に輸出圧迫電話をかけた時期は昨年12月20日頃である。関税庁が同月1~20日の輸出入の現況を公開した時期と一致する。当時、1~20日の輸出額は313億ドルで、前年同期比1%増と集計されたが、半導体(-9.8%)、液晶デバイス(-34.4%など、主要品目の輸出は大幅に減少する状況だった。昨年1度もマイナスを記録した事が無かった半導体輸出まで減少傾向に転じたと集計されると、市場には12月の輸出実績全体がマイナスに転じると言う懸念が拡散した。雇用・投資など経済指標に『赤信号』が灯る状況で、唯一『歴代最大』実績を記録していた輸出が崩れれば経済危機論が手の施しようがないほど拡大する可能性があるとの懸念が作用し、最終的に政府は業界を圧迫し始めたのである。
政府の要求は、公文書で無く、電話で行われた。業種別の協会、大企業を対象に、来月の輸出実績を操上げ、12月の実績を上げる方法まで提示した。鉄鋼業界のある関係者は、「大々的に輸出実績を広報する報道資料を出そうとしたのか?電話で急ぐよう言われた。史上初の輸出6,000億ドル達成と言う新記録に執着したようだが、来月の実績を繰上げ計上して今月の実績が良くなった所で来月の実績が悪化し経済指標の改善には役立たない」と話した。しかし、飛行機で貿易が行われる半導体業界は、構造上輸出実績の調整が難しく、産業部の要請は無かった。
業界によると、産業部の実務者は、入・出港基準を調整する方法も提示した。しかし、これは実務者の未熟な提案で、そのような方法で輸出実績を操上げる事は出来ない。通常、輸出実績が集計される時期は、企業が輸出を申告後、税関が申告を受理した時(通関基準)だが、輸出国への到着時を通関時に変えても輸出実績は同じだからである。
産業部は代表理事の個人の連絡先も要求したと言う。業界のある関係者は、「緊急に協議する時必要だ言い、代表理事個人の連絡先を教えるよう要求された。厳しく管理するような印象を受けた」と話した。
政府のこのような圧迫にも関わらず、輸出実績の大きな流れを変える事は出来なかった。昨年輸出額は史上初めて6,000億ドルを越えたが、昨年12月の輸出額は前年同期比1.2%減少した。石油化学は6.1%減、半導体(-8.3%)、自動車部品(-0.3%)、家電(-11.7%)など、13の主力品目の内、10品目の輸出実績が減少した。
「成果を出す必要がある」と言う政府の要求は無理な要求だと指摘されている。業界関係者は、「方法を探す為に末日まで関連部署の業務は事実上マヒ状態だった。産業部の長官の成果を輸出実績で評価する国はどこにも無い」と皮肉った。
業界は、『気が抜ける』、『過去政府と変わらない』と反応している。産業全般が低迷し始め生存を悩む状況で、政府は相変らず実績広報に血眼になっていると言う事である。最悪の不振に苦しむ自動車業界だけで無く、世界景気の鈍化に原油価格の変数が重なる化学業界も生存戦略の準備に忙しい。POSCOを始めとする鉄鋼業者も、世界の鉄鋼生産量の半分近くを占める中国の減産政策中止で収益性確保に赤信号が灯っている。輸出実績が大々的に報道されると、一部の業界では通商争いが起こる可能性もある。
専門家は、量的成長に期待する過去のやり方はもうやめる必王があると指摘する。ソウル市立大学経営学部のユン・チャンヒョン教授は、「我が国の経済活動を示す指標を政府の成果のように考え数字に執着するので無く、根本的な代案用意に心血注ぐべき」と指摘した。
https://www.sedaily.com/NewsView/1VDXM1LD95?OutLink=nstand
こればかりは右派政権も左派政権も関係無く続けられているようだw