【モスクワ=石川陽平】ロシア農業省は26日、6月末まで穀物の輸出を停止すると発表した。ロシアは4月から6月末までの穀物輸出に割当制を導入していたが、予定していた700万トンの輸出業者への割り当てが終了したとしている。最大の小麦輸出国であるロシアの輸出停止の決定が国際価格に影響を与えるかどうかが注目される。
ロシアが割当制とした穀物は小麦とライ麦、大麦、トウモロコシ。ロシアが主導する旧ソ連圏の経済協力機構「ユーラシア経済同盟」の域外への輸出を対象としていた。農業省は「国内市場で穀物の必要量を保証し、価格が急上昇しないようにする」と説明していた。ロシアが予定していた700万トンの割当量は前年同期の輸出実績をわずかに20万トン下回る水準だった。ただ4月に割当制を導入して以降、穀物輸出のペースが速まり、1カ月足らずで割り当てが終了することになった。
世界市場では穀物の供給量や在庫は十分にあるとみられている。一方、新型コロナウイルスの影響で小麦粉などの需要は高まっている。旧ソ連では今春、ウクライナやカザフスタンも小麦の輸出制限を導入した。ロシアなどで輸出規制を導入する動きが浮上した3月中旬以降、小麦の国際価格はやや上昇に転じていた。

え、これは何気に凄いニュースだろ (´・ω・`)