ムン・ジェイン、「軽空母導入は対北朝鮮の抑止力だけではない。強大国にはさまれた韓国には必要なものだ」と言い出す……いや、戦略的になにをするために必要なのよ
2021年12月27日 カテゴリ:軍事 コメント:(109) タグ: ムン・ジェイン 軽空母 軍事 韓国型軽空母最近激しい議論になっている軽航空母艦(CVX)事業について文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「北朝鮮に対する抑止力のためだけに必要というわけではなく、強大国に挟まれた韓国の自主のために必要だ」との考えを示した。青瓦台(韓国大統領府)が26日に明らかにした。
文大統領は先月17日に開催された青瓦台スタッフとの会議で「地政学的な位置に見合った国防力を持たねばならない」とした上で上記のように強調したという。青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席がこの日、自らのフェイスブックを通じて伝えた。朴主席は「先日国会で行われた予算審議の際に論争・討論となった軽空母について、防衛産業に対する文大統領の哲学と方向性は大統領の発言にも余すところなく込められている」とも説明した。
青瓦台がこのような形で一連の議論の裏話を公開する背景には、軽空母事業に対する「税金の無駄遣い」「誇示用・展示用」などの批判に反論する意図があるようだ。
文大統領は軽空母導入を大統領選挙の公約としたが、これに対して野党や韓国軍とその周辺からは「韓国軍の作戦半径から考えると国防計画における軽空母の優先順位は高くない」との指摘が今も続いている。陸上の基地から出撃した戦闘機が到達できない海上の地点など一カ所もないにもかかわらず、数兆ウォン(数千億円)を投入して空母船団を構成すべき理由はないというのだ。「日本による軽空母導入に刺激を受けた文大統領が無理にごり押ししている」との見方もある。
与党内でも否定的な意見が根強いようだ。そのため先月行われた国会国防委員会で韓国政府は軽空母事業推進のため72億ウォン(約6億9000万円)を要請したが、結果は5億ウォン(約4800万円)にまで削減された。しかしその後青瓦台の求めによって与党・共に民主党が単独で関連予算を再び通過させた。
(引用ここまで)
ムン・ジェイン大統領が「軽空母は強大国にはさまれた韓国の自主(国防)のために必要だ」と述べた、とのこと。
まあ、そう言わざるをえないですわな。
韓国というか……朝鮮半島に収まっているかぎり、主力戦闘機であるF-35AやF-15Kでなんの問題もないはず。
F-35AやF-15Kが韓国内にある任意の飛行場から飛び立って、戦闘して帰投するまで充分に燃料が保ちます。
防衛に苦労するような島嶼があるというわけでもなし。
海外領土があるというわけでもない。
対北朝鮮の装備とはいえません。
じゃあ、軽空母を導入するのはなぜだって問われたら「自主国防のためだ」くらいしか答えようがない。
要は中国も日本も持つから韓国も持つ、という話でしかない。
実際問題、「本当に必要なのか」という話は繰り返し出ています。
そもそもなんのための軽空母なのか。
高価な維持費とF-35Bを揃えるまでしてやるべきことなのか。
その予算を他に振り分けるべきではないのかという話もよくされています。
左派紙で盲目的な政権擁護に走ることが多いハンギョレからすらも「台湾有事の際、軽空母を東シナ海に派遣して米軍を『後方支援』するという覚悟がないのなら、軽空母なんてやめるべき」というコラムが出てしまうほど。
まあ、これは「アメリカに利用されるだけだからやめておけ」という韓国左派の反米思想が先に出ているものはありますが。
それ以外にも朝鮮日報からも同じように「一度立ち止まって考え直したほうがいい」という記事が出たことがあります。
左右を問わず疑念を持たれているのが実際。
韓国が軽空母を所有するということは韓国周辺海域ではなく外洋に出てなにかを行う、という覚悟があることを内外に示すということに他ならないのです。
戦略的に見た時、防衛手段としては必要ないものですからね。
本当にそこまでムン・ジェイン大統領が考えて「自主のために必要だ」って言っているのか。かなり疑問ですね。
韓国メディアからも「日本が持つから韓国も持ちたいというだけなのでは」って何度も指摘されてます。
大統領府も「日本の軽空母よりも韓国のほうが大きい」とか言っていたそうですし。
まあ、それはそれで韓国人が納得しそうな理由ではありますけども。