(日韓歴史共同研究委員会 2005年3月の報告書 第3分科 韓国側 李萬烈委員の発言から最終部分を抜粋 54~55ページ )
最後に、韓日歴史共同研究委員会を終えるにあたって、日本側の学者の皆様にお願いがある。韓日歴史共同研究委員会で扱ったテーマは、韓日関係史というより主に日本が関与した韓国史が重要なテーマであった。私は、日本人学者の方々が韓国史を研究すること自体に対し、非常にうれしく、また感謝するものである。しかし、韓国史研究が韓国に対する温かい愛情を前提としなければならないことを強調したい。もし愛情がなければ、研究は、その歴史から欠点をみつけるために顕微鏡や望遠鏡を覗き込む作業となんら変わりがないであろう。かつて、韓国史研究者はまず韓国に対する愛情を持たなくてはならない、と主張したのは旗田巍先生であった。旗田教授が力説したくらいの愛情があればこそ韓国史が正しく見えるようになるのであろう。共同研究に臨んだ日本人学者の中には韓国に対する愛情をもって研究を行った方がなくはないと考えるが、この共同研究を終えるにあたり、あたらめてしっかりと考えずにはいられない。愛情をもって韓国史を研究するなら、過去に御用的な殖民史観論者が取った韓国史認識を繰り返すことはないであろう。私は敢えて日本の学者の皆様に対して、日本史を愛し重要と考える、その1%だけでも韓国史を愛し大切に考える心をもって韓国史研究に臨まれることをお願いしたい。そこから本当の意味の韓日歴史共同研究が始まり、我々の子孫の代までも、両国の平和と繁栄のための未来志向的な歴史を共有することができるものと確信する。
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