高速道路用地の補償狙い、村幹部ら「はりぼて」48棟建てる―重慶市
2010/05/17(月) 10:31
高速道路の建設ラッシュが続く中国・重慶市で、サービスエリア用地取得の立ち退き補償金目当てに、村幹部を中心とした村民が空き地だった場所に48棟もの建物を急増するという事態が発生した。重慶商報が伝えた。
問題が発生したのは重慶市巫山県竜井郷梨早村で、現在同地域を通る高速道路が建設されている。今年1月、高速道路建設関係者が村を訪れ、高速道路のサービスエリア建設地を策定するための測量を行ったという情報が伝わった。その際、用地取得のための立ち退き補償金が高額であるといううわさも流れた。
その情報を知った村のある幹部は、サービスエリア建設予定地に建物を作り始めた。幹部に言わせれば養殖場を作っているとのことだが、単にレンガを3階の高さまで積み上げただけの「はりぼて」であり、明らかに補償金狙いで建てたものだと村民たちは思ったという。その後幹部の話に乗った一部の村民たちが次から次へと風が吹けば倒れるような「はりぼて」を作り、4月17日までに48棟ができあがったという。
村民の生活道路が寸断されるなど無秩序に建てられた「はりぼて」の情報を聞きつけた県の建設管理局は直ちに調査を開始し、無許可かつ建築基準を全く満たさない「違法建築」であるとして、同村で進んでいる建築工事をストップさせる通知を出した。また、この件でサービスエリア建設予定地は変更されることとなり、村幹部が莫大な補償金目当てに行った「投資」は全て無駄になることとなった。(編集担当:柳川俊之)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0517&f=national_0517_006.shtml