「扇」という漢字は、本来風に動く軽い扉のことを意味し、そこから転じてうちわのことを言うようになった。うちわは紀元前の中国で用いられたという記録がある。また古代エジプトの壁画にも、王の脇に巨大な羽根うちわを掲げた従者が侍っている図がある[1]。日本では、利田遺跡(佐賀県)において、うちわの柄が出土した例がある[2]。このようにうちわは文明発祥時から存在するが、木の薄板を重ねたり、また紙を折りたたんで製作する扇は日本で発明されたものである。
最初に現れた扇は30cmほどの長さに2~3cm幅の薄い檜の板を重ねて作る檜扇と呼ばれるもので、これは奈良時代から平安時代の初期にかけて世に現れたといわれる。
奈良時代
紀元710年~
平安時代
紀元794年~
扇子
団扇