
Vol.18 ボルドー
フランス国鉄のストライキをかいくぐるように、マルセイユを列車は出発した。ほぼ半日で地中海に面したマルセイユから、大西洋に近いボルドーまで移動する。そして大西洋岸を南下してスペインに。そこからスペインを南西に向かってポルトガルまで進む列車旅である。切符はマルセイユ駅で発券された。すべてに予約が入っているから、もう大船に乗った気分である。旅ももう大詰めだ。

フランスの地名は微妙にわかりづらい。ちょっと眺めて、「お、ボルドー」と気づく。マルセイユ発ボルドー行きの列車は、定刻に発車した。しばらく地中海に沿って走り、内陸に進路を変える。フランスの農村地帯を進んでいく。

フランスの列車は車両ごとにレイアウトが違う。日本の特急のように、通路を挟んで2席スタイルもあるが、1席と2席という組み合わせもある。自転車置き場もあれば、写真のように床に座るスタイルもある。こういう自由さって、ちょっといい。

ワゴン式の車内販売でコーヒーを買った。するとドリップ式のセットにお湯を注いでくれた。ストライキで運休が多く、窓も汚れているいというのに、こういうことだけはこだわる。やはりフランス?


ボルドー駅に到着した。パリからのTGV(テジェヴェ:フランスの高速鉄道)も通る主要駅。止まる列車も多い。切符をもっているから、発券窓口の長い列を余裕で眺めることができる。さて、ボルドー。乗り継ぎ時間は5時間ほど。どんな街かと駅舎を出てみたのだが……。


結局、駅のレストランしかなかった。250ミリリットルのワインがついた10ユーロ定食。するとボトルがでてきた。「ひとり250ミリリットルにしたら多くない?」。一瞬、喜んだが、見てください、ボトルの底。すごい上げ底。このセコさに、ちょっとわびしいボルドーワイン。





これまで乗ったこともない立派な寝台車だった。すでにシーツは敷かれ、部屋には洗面スペースまである。蛇口をひねって、「おーッ」。ちゃんと水もでる。上段のベッドにのぼる階段も垂直ではない。こんなに立派な寝台車で眠ることができるのか、不安にさえなる。するとドアをノックする音が聞こえた。

考えてみればドアのある寝台車も久しぶりだった。開けるとスーツ姿の車掌が立っていて、部屋の鍵を渡された。「か、鍵ですか?」。今回の列車旅ではじめてだった。部屋には沿線のガイドも置かれていた。



スペインとポルトガルの国境を通過したのは、早朝の5時ごろのはずだった。車窓には、おとぎ話に出てきそうな赤い屋根の家々が並ぶポルトガルの田舎町の風景が広がっていた。のべ16カ国を列車で走り抜けてきた。17カ国目のポルトガルは僕らに優しくしてくれるだろうか。
※写真は2010年10月26日~27日の取材で撮影したものです
※各国の現在の情勢については、外務省の海外安全ホームページなどでご確認ください
(更新日:2011年10月13日)
http://doraku.asahi.com/earth/clickdeep/111013.html
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「トレインホテル」
どんな感じなんだろう。
日本で言えば、カシオペアやトワイライトみたいなものなんだろうか。
( ´・人・)
・・・カシオペアもトワイライトも一回も乗ったこと無いから、
どんな物なのかいまいち分からんけど。
(;´・ω・)
まぁ、トレインホテルは良いとして、
「列車ホテル」には泊まりたくないね。
輸送障害に巻き込まれるのは勘弁。
( ´-ω-)
~ 以上 ~
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