長友と同じ「今季2得点」ではFWとしては…。帰国した岡崎は、来季に向けて高い目標を掲げた(撮影・志田健)【フォト】
早朝の東の空から昇る太陽に目を細め、家族とともに笑顔で帰国したFW岡崎。しかし、同世代のライバルの活躍に太陽より熱く負けん気を燃え立たせた。
「同い年だし、刺激し合うものがある。半年で同じ2得点では…。FWとして譲れないものもあるので、来季は得点数でも、いろんな意味でも上回れるようにやりたい」
到着の約4時間前、長友がセリエA最終節で今季2ゴール目を決めていた。その事実を知るや、キッパリと言い切った。
途中加入でリーグ戦全12試合に先発して2ゴール。降格危機のチームを救う活躍は誇っていい。だが、日本のエースとしてDFの長友と同じゴール数では納得できなかった。14年ブラジルW杯へ「もっと成長しないと優勝できない」という壮大な最終目標に向け、(1)全試合出場(2)2けた得点(3)欧州CL圏内(リーグ3位以内)との来季のノルマを次々宣言した。
ドイツではラスト2試合で2得点し「極限に疲れていても、点が取れるポイントが分かった」。昨年から休みもなく体力は限界だったが、中盤での仕事をある程度任せ、ゴール前やDF裏での勝負に徹することがゴールにつながることを身をもって理解した。
「キリン杯は申し分ない相手だし、そういう相手を圧倒するのが目標。(南アW杯は)せっかくの舞台なのに追い込まれていた。次のW杯は楽しめるようにしたい」。定位置を失い、苦しんだ南アW杯から1年。“オカザムライ”は、まず6月のキリン杯で欧州での経験の意味を示す。(志田健)
(紙面から)